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WAN高速化

WAN高速化とは、LANで通信を行っているときには問題にならなかったWAN固有の特性が原因で、レスポンスなどが大幅に低下しないように通信状態の改善を図ること。2005年前後からWAN高速化のための専用ツールが登場し始め、現在では「WAN高速化」と同じ意味で「WAN最適化」という言葉もよく使われるようになってきた。

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WAN高速化の基本機能とは?

■プロトコルの最適化
WANでは1 回のトランザクションで数千回のラウンドトリップ(パケットの往復)が発生することがある。そこで、これらのやり取りをWAN高速化ツールに代理応答させたり、TCPウィンドウサイズを拡張したり、通常のプロトコルではなく独自方式を採用したりすることによってWAN高速化を実現する。
■データ圧縮
WAN 上でやり取りされるファイルは、すでに一度やり取りしたことがあるファイルに修正を加えただけのものが多い。そこで、一度送ったデータと同じものが含まれていないかチェックしながら新しいデータだけを再送(差分転送、データ重複排除)する機能が搭載されている。
■キャッシュ
WAN高速化ツールでもキャッシュ機能を搭載することにより、WAN高速化を図っている。WAN高速化ツールの場合には、ファイル単位によるキャッシュではなく、数十~100バイトの細かいブロックに分けてキャッシュを行う。
■帯域制御(QoS)
優先順位の高いアプリケーションから順にWANの帯域を割り当ていく帯域制御もWAN高速化ツールに搭載されている機能の1つ。帯域制御機能はルータなどのほかのネットワーク機器にも搭載されているが、その中で帯域制御を実行する場として最も都合がよいのはWAN高速化ツールである。なぜなら、WAN高速化ツールはネットワーク内で圧縮前のトラフィックが最後に通過する場所だからである。

WAN高速化の導入メリットとは?

企業ネットワークでは、次のような課題を抱えている。
(1) 低速で高遅延な回線からのアクセスの増加(スマートフォン/モバイルルータなど)
(2) WAN帯域の枯渇(テレワーク1人当たりの実利用帯域×同時アクセス数が、データセンタ入口の契約WAN帯域を超えるなど)
(3) 距離遅延を起因とするレスポンスタイムの低下(東京⇔大阪間のデータセンタのバックアップに1日以上かかる、国際回線を経由した通信ではさらに遅延と伝送品質が悪化するなど)
そこで、これらの問題を解決するための手段のひとつとして、再びWAN高速化ツールに注目が集まるようになり、WAN高速化ツール市場は第2の需要拡大期を迎えている。
WAN高速化ツールの導入メリットは以下のとおり。
・WANの帯域不足によるスループットの低下を解消できる。
・WANのトラフィック量を削減できる。
・拠点間のアプリケーションのレスポンスが向上する。
・WAN経由のバックアップ時間が短縮する。