事例

日本ヒューレット・パッカード合同会社

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仮想化基盤の性能/容量問題を一掃、小千谷市の業務を支える高性能ストレージ

新潟県の小千谷市では、セキュリティ強化のためサーバや新システムを増やしたことで、仮想化基盤の性能・容量が限界に達していた。その問題を解決するため同市が採用した、オールフラッシュ並みの性能を低コストで実現するストレージとは?

要約

 新潟県の小千谷市では、政府が推進する自治体情報セキュリティ強靭(きょうじん)化に対応すべく、庁内システムを3つに分割した。しかし、これに伴ってネットワーク管理系サーバ台数が3倍に増え、二要素認証など新システムも追加したことで、仮想化基盤の負荷が大幅に増大。性能と容量の両面で、限界に達していた。

 そこで仮想化基盤を刷新することとなった同市は、その中核にハイブリッドストレージを採用した。決め手となったのは、内蔵SSD/HDDへのアクセスを最適化する、独自のファイルシステムだ。これにより、コストを抑えつつ、オールフラッシュ並みのパフォーマンスを発揮することができる。実際、事前検証のベンチマークテストでは、他製品の約2倍の処理能力をたたき出した。

 そうして導入された新たな仮想化基盤では、保守作業時のリモート接続のレスポンスが劇的に向上、インライン圧縮によりデータ量も約3割削減するなど、当初の問題が完全に解消された。さらに、行政機関に必要な安定稼働や運用効率化の面では、AI/ビッグデータによる予測分析機能を持つ管理ツールも大きく貢献しているという。本資料で、その実力を詳しく見ていこう。

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