事例
日本アイ・ビー・エム株式会社
Yahoo! JAPANが200以上の重要DBをオールフラッシュに移行
今やオールフラッシュはプライマリーストレージとなりつつある。200以上の重要 性が高いデータベースをオールフラッシュに移行した「Yahoo! JAPAN」の採用事 例を基に、その実際の効果と選定の勘所を読み解く。
要約
ストレージの入出力性能は大規模システムほどボトルネックになりがちな要素だ。そこで登場するのがオールフラッシュストレージである。原理上、高速性のみならず、故障しにくさ、省スペース、低発熱などメリットが多い。
かつては容量当たりの価格がディスクよりも高かったため用途が限定されていたが、近年では価格も手頃になり、いよいよオールフラッシュストレージが主流となり、これを前提としたビジネス競争になりつつある。
重要性が高く、高頻度のアクセスが発生するデータベースが200以上あり、そのデータ量が70TBにも及ぶ日本最大級のポータルサイト「Yahoo! JAPAN」を運営するヤフーが採用したオールフラッシュストレージを例に、その実力を見てみよう。