事例

インターシステムズジャパン株式会社

インターシステムズジャパン株式会社

RDBMSの課題を解消してリスクを低減、資産運用会社に学ぶ次世代データ管理術

4100億ドル以上の顧客資産を管理するMFSインベストメント・マネジメントでは、リスク低減のために自社開発したアプリケーションの性能に限界を感じ、更改を決意する。そこで重視したポイントや、新たなアプリケーションの実力を紹介する。

要約

 米国ボストンにある資産運用会社のMFSインベストメント・マネジメント。世界中に顧客を持ち、4100億ドル以上の資産を管理する同社は、投資や運用のリスクを緩和するために、自社開発したグローバルポートフォリオモデラー(GPM)アプリケーションを用いて、モデル作成やコンプライアンス確認、グローバル管理されているポートフォリオの取引プログラム生成などを行なっていた。

 しかし、リレーショナルデータベースを基にした同アプリケーションは、組織の成長や取引のスピードが加速し、ポートフォリオや規制も複雑化するにつれ、処理速度や拡張性の面で対応できなくなっていた。そこで同社は、データの永続性とスピードを備えたインメモリデータベースを採用するとともに、アプリケーションの新バージョンを開発した。

 そのパフォーマンスは期待以上のものであり、モデル作成からコンプライアンス確認、取引を実行するまでの時間が大幅に短縮された他、投資と運用リスクの低減をはじめ、さまざまな効果が現れたという。本コンテンツでは、速さ/信頼性/拡張性を獲得した同社の次世代データ管理術を詳しく紹介する。

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