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» 2016年12月15日 10時00分 公開

企業におけるデータ活用の状況(2016年)/前編IT担当者300人に聞きました(3/3 ページ)

[キーマンズネット]
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「使えない」のは人材面に課題――情シスもユーザーもスキルが足りていない夏

 次に全員を対象に、データ活用に当たっての課題をシステム面と人材面の両面で聞いてみた。

 「システム面での課題」では「システムやツールが高価(49.4%)」「アクセス権限の整備に課題がある(40.3%)」「分析ロジックの作りこみが煩雑(37.6%)」「セルフサービス化できていない(34.4%)」「ストレージ容量に課題がある(32.4%)」の順だった。

 次に、「人材的な課題」を聞いてみると、「分析ソフトウェアを利用するためのスキルが不足している(53.5%)」「自社内にツールを使いこなせる技術者がいない(50.6%)」「情報システム担当者に統計分析の基礎知識が不足している(43.2%)」「エンドユーザーに統計分析の基礎知識が不足している(40.3%)」「適切にビジュアル化するノウハウがない(34.1%)」が上位を占めた(図3)。

 さらに、システム面と同様、フリーコメントを見てみたところ、「人材以前にデータ活用について方針がまとまっていない」「全社標準などに縛られ、モチベーション上がらない」「システム責任者に知識・スキルがなく改悪してしまう」「自社内に優秀なSEがいるのに、その人を使ってBIツールなどの導入をしようとせず、井の中の蛙の情報システム部が導入するので現場が使いづらい」など、既存の情報システム部門の体制に対して、現場部門からの手厳しい意見が見られた。

データ活用に当たっての人材的な課題(複数回答) 図3 データ活用に当たっての人材的な課題(複数回答)

 前編では主に、必要なデータを必要なタイミングで不自由なく利用できているか、データ活用に当たってのシステム面・人材面での課題などをレポートした。

 7割以上が業務で何らかのデータを利活用する立場にありながら、その内の5割以上が必要なデータを必要なタイミングで利用できていないこと、必要なデータを必要なタイミングで自由に利用できておらず、その要因の1つとして、情報システム部門が提案する環境とユーザー部門が求める環境の間にギャップがあることなどが明らかになった。

 後編では、回答者らが、どんなデータを、どんな体制(組織)で、どんなツールを使って活用する意向かを見ていく。

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