
株式会社J建築検査センター
SharePoint連携基盤で新システムへのデータ移行費がゼロに
J建築検査センターでは、新システム導入後も旧システムの案件をSharePointと連携して可視化しながら漸次終了させることで、データ移行費用不要で新システムを稼働させた。

J建築検査センターでは、パッケージソフトによって構築した新基幹システムを稼働するものの、旧システムからのデータ移行に高額の費用がかかることが判明した。そこでデータ連携ツールを用いて、新旧両方のシステムを並行稼働させながら案件をSharePointで可視化できるようにし、漸次旧システムを終了させる方式を取ったことで移行費を不要にした。
課題
建築物の順法性調査・耐震診断、増築・改修などを手掛けるJ建築検査センターでは、基幹システムである「確認検査業務のWeb申請システム」を新たなパッケージソフトによる基幹システムへの移行を決定した。新システムの稼働後に旧システムを止める予定だったが、データ移行には多くの追加コストがかかることが判明。旧システムが管理する案件が終了するまで、しばらくは新旧両方のシステムを並行稼働させる必要があった。
解決方法
新旧システム両方を残しつつ、両システムで稼働している進捗状況を統合的に閲覧できる仕組みを作る必要があったJ建築検査センター。システム移行と合わせてOffice 365を導入した同社ではデータ連携ツールを用いることで基幹システムをSharePointと連携させる仕組みを構築した。基幹システムと連携できるツールを調査したところSharePoint Onlineとの接続をサポートしている唯一の製品だったことが選定の理由となっている。
効果
上記の新旧システムを並行稼働して漸次旧システムを終了させていく方針を取ったことで、新システムへデータを移行するコストがゼロになった。それによって浮いた費用をパッケージの追加機能オプションの購入に当てることができた。
またデータ連携ツールはシステムの移行だけでなく、基幹業務の情報ポータルとしてSharePointとの連携や今後新たに構築されるシステムやサービスをシームレスに連携する基盤としても利用される予定だ。
事例概要
企業規模 | 企業規模問わず |
---|---|
課題 | コスト削減 |
業種 | その他業種 |
部署 | 情報システム部門(運用系) |
地域 | 国内 |
導入年 | - |
提供企業・製品
導入製品名:Magic xpi Integration Platform
提供企業:マジックソフトウェア・ジャパン株式会社
掲載日:2020/07/06
掲載内容は掲載日、更新日時点のものです。変更となる場合がございますのでご了承下さい。