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SAN

SANは「Storage Area Network」の略で、サーバにストレージ用のネットワーク環境を提供する仕組みのことを指す。SANを導入すると、ストレージ装置はサーバから独立することになり、複数のサーバのデータを集中管理することが可能になる

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SANの基本機能とは?

SANの基本機能は以下のとおり。
●接続形態
「ファイバチャネル」と呼ばれるシリアルSCSIで接続する「FC-SAN」と、SCSIの命令体系をIPにマッピングした「iSCSI」(Internet SCSI)やファイバチャネルをベースにIPネットワークを利用する「FCIP」(Fiber Channel over IP)などを使って接続する「IP-SAN」がある。単にSANといった場合はFC-SANを指し、IP-SANといった場合はiSCSIを指す場合が多い。

●ストレージの一元管理
複数のストレージを一元的に利用できる。その際サーバネットワークとは別にストレージネットワークを独立した形で構築することで、サーバの負荷を減らせる。

SANの導入メリットとは?

SANの主な導入メリットは、以下の4つだ。
●高パフォーマンス
他のネットワークストレージと比較すると、パフォーマンスやストレージ容量の利用効率などの基本的な機能が優れている。

●柔軟な増強
ディスク容量増加への柔軟な対応が可能。仮想化技術などを導入することで高可用性も実現できる。

●TCO削減
ストレージ統合によるTCO削減効果を見込める。

●サーバ負荷の軽減
サーバに影響を与えずにバックアップ作業を行える。