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バックアップツール

バックアップツールとは、ITシステムの危機管理(データ保護)を行うためのツールの1つで、ハードウェアのトラブルや操作・設定ミス、あるいは地震や停電などでITシステムがダメージを受けた場合、迅速にシステムを復旧させる役割を担う製品群のこと。つまり、アプリケーションやデータの複製を一括して別の場所に保管(この作業をバックアップと呼ぶ)しておき、万一、稼働中のシステムがダメージを受けた場合には、別の(あるいは元の)システムにバックアップデータを書き込んで(この作業をリカバリあるいはリストアと呼ぶ)システムを復旧させることができる。

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バックアップツールの基本機能とは?

■フルバックアップ
対象となるデータをすべて取得するバックアップ。バックアップデータ自体が完全なデータを保持していることから、データの保護強度は最も高くなる。ただし、バックアップには時間がかかる。
■差分バックアップ
フルバックアップに対しての変更分を保存していく方式。フルバックアップと最新の差分バックアップのデータさえ用意すれば、データを最新の状態まで復元できる。このため、リストア時間を積極的に短縮したいときに適している。
■増分バックアップ
前回のバックアップ時に対しての変更分を保存していく方式。日々のバックアップ時間をできるかぎり短縮したいときに適している。ただし、リストアの手順が差分バックアップよりも複雑になる。
■暗号化機能
バックアップメディアは可搬性があり、外部へ流出しやすく、盗難や不正持ち出しが情報漏洩の原因とも成り得る。また、情報漏洩の問題が一般に重要視されるようになり、バックアップデータの暗号化がバックアップソフトでは必須の要件となっている。

バックアップツールの導入メリットとは?

●バックアップコスト(手間)を削減できる。
オペレーティングシステムやアプリケーションなどに個別に搭載されているバックアップ機能では、サーバ台数やアプリケーション数の増加と共に、その手間は大変な負荷となる。そこで、バックアップツールを導入すれば、1つの統一された管理画面からバックアップを一括管理できるようになり、バックアップ作業を効率化させることが可能。
●バックアップおよびリカバリの作業時間を短縮できる。
最新のバックアップツールには、バックアップするデータ容量をできるだけ小さくするための各種機能や、リカバリ時間を短縮するための各種手法が搭載されているので、こうした機能や手法を駆使することで、従来のバックアップツールよりも迅速な処理が可能。
●バックアップデータのセキュリティを維持できる。
当然ながら、バックアップデータには重要情報が含まれていることから、バックアップツールでは暗号化機能やアクセスコントロール機能、セキュア通信機能などがサポートされている。従って、バックアップデータからの情報漏洩を防止することができる。