レポート

日本ヒューレット・パッカード合同会社

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実機検証:定番ハイパーコンバージドは混合ワークロードの影響を許容できるのか

ハイパーコンバージドインフラ(HCI)は高い効率性やコスト削減効果を持つが、事前評価が不十分なために導入後に課題が判明したという企業も少なくない。そこで定番HCIを使い、事前に評価すべき重要パフォーマンスを検証した。

要約

 クラウドで対応しきれないミッションクリティカルなアプリケーションの要件を満たそうと、中堅企業や大企業ではハイパーコンバージドインフラ(HCI)を導入するケースが増えている。彼ら導入企業の多くは、パフォーマンスはもちろん、シンプルな管理、耐障害性、スケールアップ/スケールアウトなどを導入理由に挙げていた。

 ただ、実機とカタログスペックに隔たりがあることは少なくない。そこで定番製品を使って、HCIに期待されるパフォーマンスの検証を行った。例えば、混合ワークロードに対するパフォーマンスの検証では、SQLデータベースやVDI、メディアストリームなどと負荷の異なる9つのワークロードを使用したところ、全てのアプリケーションでレイテンシを7ミリ秒未満に抑制できることが分かった。

 この他にも、2ノードクラスタの耐障害性、管理・監視・データ保護をシンプルに行えるユーザーインタフェースとなっているかなどの検証を行った。HCIといえば効率性や低コスト、総合的な運用性に目を引かれがちだが、本資料で検証したポイントはいずれも導入後の課題となりやすいものだ。本資料を、導入前の評価プロセスに生かしてほしい。

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