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株式会社エス・ワイ・シー

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最先端ゲノム研究を支える「データ駆動型解析」、システム構築のポイントとは?

東京大学 定量生命科学研究所が進める、「エピゲノム・シングルセル大規模統合解析システム」の構築。この先進的な取り組みにおけるユニークなアプローチと、それを支える「バイオインフォマティクス基盤」について紹介する。

要約

 東京大学 定量生命科学研究所では、文部科学省による科学研究費助成事業の一環として、「エピゲノム・シングルセル大規模統合解析システム」の構築を進めている。生命現象の原理の解明や新世代の疾病治療法の開発を目指す、この先進的な取り組みを支えているのが、研究者の解析要求に応える「バイオインフォマティクス基盤」だ。

 同研究のアプローチは、次世代シーケンサー(NGS)から得られる大規模データを統合的に解析する「データ駆動型解析」と、その結果を検証し精度を高める「マルチNGSオミクス解析」に代表されるユニークなもの。そのため基盤構築においても、シングルセル解析や多細胞解析を含む多様なデータセットの高速な解析処理とともに、解析プロセスを改善しプロジェクトのスピード化を図ることが要件となった。

 本資料では、この解析システムを構成するに当たり、特にサーバプラットフォーム選定で重視された点や、選ばれた製品の特長を紹介する。メニーコア、大容量メモリ、そしてGPUを搭載したサーバの組み合わせで高い処理性能と高信頼性を同時に実現し、さらに500TB規模のファイルサーバを備える同システムの全貌を、ぜひ確認してほしい。

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