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クラスタリング

コンピュータの冗長構成を実現するための仕組みの1つで、複数のコンピュータを1つにまとめて1台のコンピュータとして利用すること。こうした構成でシステム構築することにより、1台のコンピュータが故障しても別のコンピュータが処理を引継ぐので、システムが停止することはない。高可用性を実現するソフトウェアは「HAクラスタリングソフト」と呼ばれている。

クラスタリングの基本機能とは?

クラスタリングの基本機能は以下のとおり。
●フェイルオーバー機能
稼働しているサーバーに障害が発生した場合に、待機しているサーバーに切り替えてサービスを継続する。利用者はサーバー障害を意識せずに利用を継続できる。

●障害監視機能
フェイルオーバーが迅速に働くようにするため、常にサーバーの稼働状態をチェックする障害監視機能が搭載される。ハードウェア障害、OS障害、アプリケーション障害など、広範囲の障害を監視することが可能で、稼働系だけでなく待機系も常に監視を行える製品も。

クラスタリングの導入メリットとは?

クラスタリングのメリットとしては、以下の4つが挙げられる。
●ビジネスの継続性を実現
システムの可用性が向上することで、業務や取引が中断するリスクを小さくできる。

●障害が発生しても迅速な復旧が可能
待機系サーバーへのサービス引継ぎにより、ダウンタイムを大幅に短縮できる。また、メンテナンスのための計画停止時間も削減、または解消できる。

●システムの運用コスト削減に役立つ
システムの障害対策を自動化することで、運用管理の手間も大幅に削減できる。

●災害対策に役立つ
遠隔地にあるサーバーでクラスタシステムを構築することで、被災地から離れた場所で業務を継続できる。