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株式会社シマンテック

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2019年サイバー攻撃レポート:毎月4800社以上が被害に遭っている新たな脅威とは

2019年のサイバー攻撃は、ランサムウェアやクリプトジャッキングが下火になる一方、クレジットカード情報などを盗む「フォームジャッキング」が増加傾向にあるという。最新の調査結果を基に、脅威動向や攻撃者の動機を探る。

要約

 2019年のサイバー攻撃に関するある調査によると、「フォームジャッキング」が増加傾向にあるという。Webサイトに侵入して悪意あるコードを埋め込み、クレジットカード情報などを盗むこの手法により、毎月4800社以上で侵害が確認されている。

 一方で、ランサムウェアは2013年以降初めて全体で20%減少したほか、クリプトジャッキングも52%減少している。これは暗号通貨の価格急落など、攻撃者側の利益の減少による影響が大きい。また、標的型攻撃においては、サプライチェーン攻撃が2018年に78%もの急増を見せており、正規のプロセスを隠れみのとする「ツールの現地調達」手法も増加している。

 さらに、クラウドやIoTデバイスの普及により生まれている新たな攻撃経路や、2018年の米国中間選挙を境に勃発したソーシャルメディア上での戦いなどの脅威動向にも注意が必要だ。本コンテンツで、その詳細や攻撃者の動機などを詳しく確認してほしい。

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