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トレンドマイクロ株式会社

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セキュリティインシデントが増加する医療業界、被害を食い止められるのか?

医療業界はセキュリティインシデントが大幅に増加しているなか、対策が進んでいないというジレンマに直面している。前年比大幅増の平均被害額となった医療業界の現状を、詳細なレポートから読み解く。

要約

 次々と現れる新たなサイバー攻撃、めまぐるしく変化する法規制への対応など、組織のセキュリティを取り巻く環境は厳しさを増している。トレンドマイクロでは、さまざまな業種のセキュリティの現在地を探るべく、実態調査を実施した。その中でも、前年比大幅増の平均被害額となった医療業界の現状に注目したい。

 リサーチ結果によれば、セキュリティインシデント起因の平均被害額が2億4750万円と、前年の3086万円から大幅に増加している。特に1000人以上の規模の組織では平均額は4億円を超えるという。業種特有の診療系システム、医療機器、研究室、事務環境もそれぞれ前年からセキュリティインシデントの発生率が増加する結果となった。

 本コンテンツは、医療業界への調査結果から、業界が抱える課題を浮き彫りにするレポートだ。調査によれば、経営層・上層部のセキュリティに対する理解が他業種に比べ不足し、対策が進んでいない傾向が読み取れる。医療のIT化、クラウド化がますます進む今後に向けて、組織のセキュリティ強化にこの調査結果を役立ててほしい。

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