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日本アイ・ビー・エム株式会社

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サントリーグループの働き方改革、IT環境を改善した「ペルソナ」活用術とは?

「真の働き方改革」を目指し、社員のIT環境整備に「ペルソナ」を取り入れ、改革を進めてきたサントリーグループ。しかし働く場所の多様化により、ペルソナと実際の働き方にギャップが生じてきた。同社はこの問題をどう解消したのか。

要約

 社員が働きやすいIT環境とは何か、働き方改革を積極的に進めるサントリーグループ。同グループでは2014年にいち早く「ペルソナ」の考え方を導入、典型的な利用者像を定義し、各ペルソナに合ったIT環境を社員に提供してきた。しかし在宅やモバイルワークなどにより働く場所が多様化するにつれ、既存のペルソナと実際の働く環境にギャップが生まれ、利用満足度・生産性共に低下していた。

 このギャップを解消すべく、同グループはペルソナの見直しを決意する。移動を踏まえた「働く場所の特性」、時間外対応の多さなど「働く時間の特性」、社外交渉と社内連携のどちらが多いかという「働き方の特性」、そして「セキュリティレベル」の4軸で、より詳細なグルーピングを実施。新たに7つのペルソナを再定義した。

 これにより、例えば役員にはタブレット、サポートセンターには大型ディスプレイ付きデスクトップPC、外勤営業には軽量モバイルPCなど、より柔軟なIT環境を用意できるようになった。その裏には、専門家によるヒアリングや分析をはじめとする、コンサルティングサービスの支援があったという。本コンテンツで、そうした取り組みを詳しく見ていこう。

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