レポート

オートメーション・エニウェア・ジャパン株式会社

オートメーション・エニウェア・ジャパン株式会社

タスクの自動化だけでは不十分、事例に学ぶRPAの生かし方と組織体制の在り方

ロボティックプロセスオートメーション(RPA)は、個々のタスクを自動化するものから、特定業務のプロセスを自動化するものに進化し始めている。RPAベンダーAutomation Anywhereが提供する「デジタルワーカー」がその一例だ。企業ではデジタルワーカーをどう活用しているのか、事例でひもとく。

要約

 業務自動化の流れは、特定のタスクを自動化するものから、特定業務のプロセスを代行するものに進化している。RPAベンダー大手のAutomation Anywhereが提供する「デジタルワーカー」もその一つに数えられる。企業はこの流れに乗るために何をすればよいのか。

 Automation Anywhereのツールを導入したある企業は、多くのビジネスプロセスで人間の労働力をデジタルワーカーによって補強することで、従業員の数をそのままに顧客数を増やすことに成功した。それだけでなく、より高度な業務領域に人材を振り向け、従業員の仕事に対する満足度を向上させている。

 本稿ではRPAによる自動化のトレンドを解説した上で、10年以上にわたり自動化の実績をもつ先進企業の幹部の話を基に、「企業はRPA導入で解決すべき課題をどう特定するのか」「RPA導入を担当するIT部門と事業部門はどう連携すべきか」といった疑問を解き明かす。

アンケート