製品資料

株式会社野村総合研究所

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開発の早さに追い付かないシステム運用、PDCAサイクルの停滞はなぜ生まれる?

クラウド活用などによりシステム開発のリードタイムは大幅に短縮された。しかし、システム運用の面では、いまも多くの企業がPDCAサイクルの短周期化でつまずいている。このような状況はなぜ生まれるのか。その理由と対策を解説する。

要約

 PaaSやSaaSといったクラウド活用が進み、アジャイル開発も普及したことで、システム開発のリードタイムは大幅に短縮されている。その一方で、システム運用の面では多くの企業がPDCAサイクルの短周期化につまずいており、開発のスピードアップに後れを取っている。こうした状況では、ビジネスに貢献するITサービスマネジメントの実現は難しい。

 では、なぜ運用改善のPDCAサイクル高速化は難しいのか。その原因は、PDCAの「C」(Check=評価)にある。ツール導入や自動化を行っても、担当者の作業時間がどれだけ減ったかなど表面的な数値の計測にとどまっていれば、生産性や収益向上の測定に手が回らなくなる。中には、KPIさえ設定されていないケースもあるだろう。これでは継続的な改善はおろか、非効率な運用プロセスから抜け出すことさえ困難になる。

 さらに、システムごとに開発ベンダーが異なり、評価・分析のレベルが統一されていないことも、こうした状況に拍車を掛けている。本資料ではこのように、システム運用のPDCAサイクルの「C」に焦点を絞り、改善のために解決すべき課題と対策を解説する。

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