製品資料

株式会社野村総合研究所

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システム運用には「RPA」より「RBA」? 3ステップで進めるシステム運用自動化

システム運用の負担減のためRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)を検討するケースがあるが、自動化対象が限定的だ。システム運用に適した自動化の3ステップと、「RBA(ランブック・オートメーション)」について紹介する。

要約

 システム運用現場では、クラウドなどの管理対象システムや管理ツールが増えても既存の運用業務はなくならず、業務が増えても人員は増員されないといった状況が続いている。こうした中、RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)を活用して運用業務の自動化を検討するケースがある。しかし、すでに監視やジョブ管理などの自動化が行われているシステム運用において、GUI操作を含む単純作業の自動化に適したRPAを導入しても、限定的な効果しか生み出さないことが多い。

 なぜなら、システム運用で最も負荷が高いのが「人の判断が必要な状況」であり、RPAでは減らせないからだ。改善のステップとしては、システムから発報されるイベントのムダ削減から始め、属人的になりがちな一次対応に関するナレッジの集約と共有、そして、人の判断と自動実行が混在する対応手順のシステム化である。

 こうした自動化には、IT部門の複雑な業務に適している「RBA(ランブック・オートメーション)」が有効だ。本資料では、システム運用を自動化する3つのステップを詳しく解説する。

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