事例

オートメーション・エニウェア・ジャパン株式会社

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RPAで累計13万2000時間の効率化、第一生命保険に学ぶ大規模環境への展開術

成長分野への人員再配置を目指す中期経営計画の一環として、働き方改革、生産性向上を目的にRPAを導入した第一生命保険。IT投資が遅れていた間接業務をRPAで自動化し、累計で13万2000時間もの効率化を実現した、その経緯に迫る。

要約

 成長分野への人員再配置を目指す中期経営計画の一環として、働き方改革・生産性向上に取り組んだ第一生命保険。特に、約1600人の従業員を抱える同社の事務アンダーライティング部門における契約管理業務では、数多くの手続きがあるものの、ご加入、お支払いに比べると、それぞれの手続き数は少ないことから、IT化の投資対効果が小さく、効率化が遅れている状況だった。

 そこで導入が検討されたのが、RPA(Robotic Process Automation)だ。製品選定においては、大規模展開を想定していたこともあり、管理できない“野良ロボット”が増加するリスクを避けるためにも、サーバ型であることが必須だった。さらに、プログラミングの知識が不要で、簡単にロボットを作成できることも要件となった。

 こうして選ばれたRPA製品は、営業実績データのExcel加工やレポーティングをはじめ39部署460業務に適用され、累計で13万2000時間、人に換算すると約80人分もの効率化を実現している。スムーズにRPAを展開できたのは、約1年間ものPOV(価値検証)期間を含む、入念な準備期間を設けたことも大きいという。本資料では、同社の導入の経緯を紹介しながら、このRPAの実力を詳しく解説する。

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