レポート

オートメーション・エニウェア・ジャパン株式会社

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RPA実態調査から見えた日本のトホホな状況――「ロボットが止まる」の声も

2017年ころから盛り上がりを見せるRPA(Robotic Process Automation)。成功事例を耳にする機会も増え、熱い視線を集めているが、日本の導入状況は世界と比較しても進んでいるとはいえないようだ。さらに導入企業からは具体的な課題も上がっている。アンケート調査から見えてきた真実とは。

要約

 2017年ころからブームが巻き起こり、日本では働き方改革を背景に関心を集めるRPA(Robotic Process Automation)だが、日本の導入状況は世界と比較しても進んでいるとはいえない。Automation Anywhereによる調査レポート「Making Work Human:5 Challenges(人間らしい働き方:5つの課題)」からは、インドや米国ではRPAやAI(人工知能)の技術に対する期待が大きく、既に活用している割合も高い一方で、日本の状況が立ち遅れていることが伺えた。本稿はその具体的な割合を明かしている。

 さらに、「キーマンズネット」が実施した調査では、RPAの認知度や利用状況だけでなく、企業が導入やトライアル、本格展開の際に抱える課題も浮き彫りになった。回答者からのコメントの中には、幾つかの要因から「思ったよりも効果が出ない」といった理想と現実のギャップを述べる声も上がっている。

 本稿は、これらの調査レポートを基に日本の現状を示し、企業がRPAを活用する上でどのような課題を持っているのかを明らかにしている。

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