事例

レッドハット株式会社

レッドハット株式会社

システムが3年で300倍以上に拡大、急成長企業がIT環境の複雑化を解消した方法

配車サービス大手のGrabでは、急激な成長にインフラが追い付かず、サービスの停滞やシステムの複雑化を招いていた。これを解消し、迅速かつ安全、確実なサービス提供が可能な環境を構築した背景には何があるのか。事例から読み解く。

要約

システムが3年で300倍以上に拡大、急成長企業がIT環境の複雑化を解消した方法

 東南アジア最大の配車プラットフォームのGrabは、アプリを通じて毎日350万件以上の配車予約や決済を処理している。その設立は2012年とまだ若い企業だが、配車ビジネスが驚くべきスピードで成長した結果、同社のインフラは設立当初に比べ300倍以上の規模に拡大。それに合わせエンジニアチームも大きくなっていった。

 その急成長の裏で、同社のインフラは複雑化を極めていた。デプロイは手動で行わなくてはならず、新たな機能をデプロイする際には「どこかで障害が発生するのではないか」と不安になるほどだったという。そのため、アプリの品質や可用性に影響を与えることなく、新機能を本番環境へデプロイするための方法を同社は必要としていた。

 そこで注目したのが、クラウドのプロビジョニング、設定管理、アプリケーションのデプロイメント、サービス内オーケストレーションなどに対応したオープンソースのIT自動化エンジンだった。本コンテンツでは、同社の事例を基に、システムの急拡大にも対応可能なIT構成管理の自動化を実現するためのポイントを探る。

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