基礎解説仮想化とは?
仮想化とは、コンピュータやネットワーク、ストレージ、アプライアンスなどを物理的なシステム構成で管理するのではなく、論理的なシステム構成で管理することを指す。最初に仮想化技術が普及し始めたのはサーバの世界だ。仮想サーバを導入すると、1台のサーバの中に複数の論理サーバを設定でき、あたかも複数のサーバが同時に稼働しているように使うことができる。同じ技術を元に、ストレージやデスクトップの分野にも仮想化技術が導入されるようになった。デスクトップ仮想化では、サーバ上に仮想化したクライアントOSを集約し、ユーザーはさまざまなデバイスを使って、LANやインターネットなどのネットワーク経由で仮想クライアントOSを利用できる。また、ストレージ仮想化では、システムの中に点在するストレージ(サーバ内蔵ストレージやNAS、SANなど)を単一の論理空間(ストレージプール)で仮想的に統合する。ネットワークの仮想化技術では、ソフトウェアで通信経路を制御するSDN(Software Defined Network)や、仮想化技術を使ってネットワーク機器の機能をソフトウェア的に実装するネットワーク機能仮想化(NFV)などの技術開発も盛んに行われている。
「ネットワーク仮想化とは」に関する記事情報
SDNを中心とするネットワーク仮想化/自動化市場について、昨今の情勢からオフィスへの出社を制限する企業も増えていることから、リモート環境を含めたネットワークの柔軟な運用管理を可能とするネットワーク仮想化ソリューションのニーズは今後増加するだろう。本稿では、ベンダー別シェアとネットワーク仮想化に対する取り組みについて概観する。
国内の企業の間で、ネットワークの仮想化および自動化が進む。企業はどのベンダーのサービスを利用しているのだろうか。IDC Japanが2018年の売り上げ別市場シェアを発表した。
サーバ仮想化が広く広がっているなかで、ネットワーク領域でもその環境に適用できるようネットワーク仮想化に関するさまざまな技術が登場している。そんなネットワーク仮想化に関する利用動向について見ていきたい。
大規模企業におけるネットワーク管理はもはや当たり前。しかしクラウドの活用やネットワーク仮想化、端末の多様化などで、これまでの手法がうまくいかなくなったという例もあるだろう。
一般企業での導入例も見えてきたネットワーク仮想化。しかし、複数方式が並立し、コスト効果が分かりにくく、導入をためらっていないか。事例を基に紹介する。
「ネットワーク仮想化とは」に関するIT製品情報
ネットワンシステムズ株式会社
仮想化テクノロジーの登場は、サーバやストレージの運用を劇的に効率化した。ただ、ネットワークは従来の運用管理手法を継続しているケースも少なくない。ネットワークがボトルネックとならないように、こちらも仮想化を進めたい。
ヴイエムウェア株式会社
神戸市立工業高等専門学校では、ITインフラを更改するに当たり、テーマとして「既存の仮想化環境の学内利用の拡大」と「運用効率の向上」を掲げた。それを実現すべく、同校が採用したHCIとネットワーク仮想化ソリューションとは?
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