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「スマートフォン」シェア(2019年第3四半期)

IDC Japanは、「2019年第3四半期国内携帯電話・スマートフォン市場実績値」を発表した。スマートフォン市場を縮小させる要因とは。

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 IDC Japanの調査によれば、2018年第4四半期(10〜12月)におけるスマートフォンと従来型携帯電話を合計した出荷台数は、前年同期比3.2%減の721万8000台となりました。スマートフォンのみに限ると同比3.6%減の705万1000台だった。

 スマートフォンが不調だった理由は、Android系が382万8000台の出荷で前年同期比1.2%増と微増であったのにもかかわらず、シェア1位のベンダーの出荷が前年同期比8.8%減の322万3000台とだったことが挙げられる。

 ベンダー別の市場シェアは、1位が前年同期比でシェアを2.7ポイント減少させたが、44.7%でトップを維持した。2位は13.0%(93万7000台)、3位は11.1%(80万台)、4位は8.5%(61万6000台)、5位は8.2%(58.9万台)と続いた。

 IDC Japanは、2018年第4四半期から続く前年同期比マイナス成長が2019年第3四半期も継続しており、国内携帯電話市場の縮小傾向が続いていると見る。

 同社 携帯端末&クライアントソリューションのシニアマーケットアナリスト 菅原 啓氏は特に第4四半期は消費税増税や『分離プラン』の全面導入があった。市場の動向については、これらのマイナス材料の影響を注視する必要がある。他方、中国系などの海外ベンダーの日本市場参入の動きが活発化していて、5G通信規格のサービス開始やミドルレンジ価格帯の商品数拡大により、市場動向が再度活性化することが期待される」と述べている。


(出典:IDC Japan)

(出典:IDC Japan)

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