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» 2021年06月03日 07時00分 公開

Web会議ツールの利用状況(2021年)/前編

Web会議ツールを使った非対面での会議体が当たり前になりつつあるが、対面型の会議とは異なる課題が存在する。前編では、Web会議ツールの利用状況を概観するとともに、アンケート調査から得た、Web会議ツールに対する不満、ストレスを感じるポイントを紹介する。

[キーマンズネット]

 キーマンズネットは2021年5月7日〜5月21日にわたり「Web会議ツールの利用状況」に関する調査を実施した。今回は、企業における「Web会議ツールの利用経験の有無」や「オフィス、自宅以外でのWeb会議経験の有無」「ツールに関する不満ポイント」などを中心に利用状況を調査した。

 全回答者数245人のうち情報システム部門が29.4%、製造・生産部門が18.8%、営業・販売部門が10.6%、経営者・経営部門が5.3%などと続く内訳であった。なお、グラフ内で使用している合計値と合計欄の値が丸め誤差により一致しない場合があるので、事前にご了承いただきたい。

勤務先で利用するツール、11のWeb会議ツールで最下位なのは?

 対面での打ち合わせや会議が困難なこのご時世、意思決定や社内外とのコミュニケーションにおいてWeb会議は当たり前のものになりつつある。メンバーを会議室に召集しなくても、PCとWebカメラさえあればどこでも参加できるという利点がある一方で、Web会議ならではの作法や、利用者の環境に起因するトラブルなど、新たな課題点も生まれた。

 前編では、Web会議ツールの利用経験の有無と利用しているツールに関する結果からWeb会議ツールの利用状況を概観するとともに、意外な場所での会議実施の有無、Web会議ツールにまつわる5つの不満ポイントを紹介する。

 まず、Web会議の実施状況から見ていく。これまでにWeb会議ツールの利用経験の有無について尋ねたところ、「利用している」が97.6%で、「利用していない」は2.4%だった。(図1)

図1 Web会議ツールを用いた会議の経験の有無(n=245)

 前項と関連して、Web会議ツールを用いた会議を実施した経験が「ある」と回答した人を対象に、無償版を含む11個のツールの中から利用したことのあるツールについて複数選択方式で回答を求めた。その結果をまとめたものが図2だ。

 最多の回答を得たのが「Microsoft Teams」で69.5%、次いで「Zoomミーティング(有償版)」37.7%、「Zoomミーティング(無償版)」37.2%、「Cisco Webex Meetings(有償版)」16.7%、「Skype for Business」14.6%と続く結果となった(図2)。

図2 勤務先で利用しているWeb会議ツール(n=239)

 本アンケートの回答者には、勤務先で「Microsoft 365」や「Office 365」を利用している人が多いためか、Microsoft Teamsに最も多くの票が集まった。またZoomミーティングやCisco Webex Meetingsは、無償版には接続時間やストレージ容量、録画機能などにおいて制限の有無があるため、全体的に有償版が利用されている傾向にある。

読者が実際に体験した、意外な場所でのWeb会議談

 オフィスなど、場所や環境に縛られずにどこでも会議に参加できるのが、Web会議の利点の一つだ。急を要する会議や、自宅には家族がいて環境音が聞こえるなど、状況や利用環境によってはオフィスや自宅以外などからも参加せざるを得ない場合もあるだろう。

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