ニュース
» 2021年04月28日 07時00分 公開

場当たり的な投資が現実か 情報セキュリティ実態調査

IaaSやSaaSといったクラウドサービスの利活用が進み、情報セキュリティ対策にも新たな環境整備が求められている。企業における情報セキュリティ対策動向が気になるところだ。今回は、企業における情報セキュリティ対策の実態について概観していきたい。

[登坂恒夫,IDC Japan]

アナリストプロフィール

登坂恒夫(Tsuneo Tosaka):IDC Japan ソフトウェア&セキュリティリサーチマネージャー

国内情報セキュリティ市場(セキュリティソフトウェア市場、セキュリティアプライアンス市場、セキュリティサービス市場)を担当。市場予測、市場シェア、ユーザー調査など同市場に関するレポートの執筆、データベース製品のマネジメントの他、さまざまなマルチクライアント調査、カスタム調査を行う。


いまだコロナ禍、21年のセキュリティ投資はどう変わるのか

 多くの企業でIT環境の整備が進む中、安全に利用するための情報セキュリティ対策に多くの企業が投資を進めている。そんな情報セキュリティ対策について、IDC Japanが2021年1月に実施した国内企業883社に対する情報セキュリティ対策の実態調査から、その動向について見ていきたい。

 まずは、企業における情報セキュリティ投資の増減率について見ていこう。今回調査した結果では、2020年度については2019年度に比べて投資を増やすと回答した企業が31.0%となり、減らすと回答した企業14.3%を上回った。

 また、2021年度の投資見込みでは、2020年度を上回ると回答した企業は全体の30.6%となり、下回ると回答した企業14.9%を超えていることから、情報セキュリティ投資は増加傾向にあることが分かった。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響もあり、2020年度に比べて投資額を抑制する比率が若干ながら高いものの、2020年度が大きくプラスとなっていることから、引き続き堅調な伸びを示すと見ている。

IDC Japan 出典:IDC Japan

 重点的に投資する項目には変化があっただろうか。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

会員登録(無料)

ホワイトペーパーや技術資料、導入事例など、IT導入の課題解決に役立つ資料を簡単に入手できます。