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» 2021年04月27日 07時00分 公開

この1年で変わった外付型ストレージ市場の勢力図 順位を上げたベンダーは?

2020年の外付け型ストレージシステムの支出額は、メインフレーム向けが5年ぶりに300億円以上の規模となった。ベンダー別売上額シェアを見ると、あの2社が2019年と比べて順位を上げた。

[キーマンズネット]

 IDC Japanは、2020年第4四半期の国内外付型エンタープライズストレージシステム支出額は456億1600万円で、前年同期比11.2%減だと発表した。2020年通年で見ると、1940億1400万円で、前年比7.1%減となった。

国内外付型エンタープライズストレージシステム市場の支出額推移、2014年〜2020年(出典:IDC Japan)

メインフレーム向けが2015年以来の大規模成長

 セグメント別で内訳を見ると、メインフレーム向けが71億1500万円で前年同期比14.5%減、オープン向けが385億100万円で同10.6%減となった。メインフレーム向けは、2019年第3四半期から大幅なプラス成長が続いていたが、今期はその反動で減少に転じた。オープン向けは、同じ2019年第3四半期からマイナス成長が続いている。

 その結果、2020年通年の外付型エンタープライズストレージシステム支出額のセグメント別内訳は、メインフレーム向けが315億3300万円で前年比27.3%増、オープン向けが1624億8100万円で同11.7%減となった。

 メインフレーム向けは、大型案件やオールフラッシュアレイ(AFA)の新製品がけん引し、2年連続のプラス成長になり、大手金融機関の大型案件があった2015年以来の300億円以上の規模となった。メインフレーム向けなどのインフラ更改は長期間のプロジェクトとして進められ、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響に対して短期的な判断を避ける傾向があることから、大きな遅滞なくインフラの導入が進んだ。

 その一方でオープン向けは、ハイパーコンバージドインフラストラクチャ(HCI)のアプライアンス製品が好調ではあったものの、COVID-19の影響による経済活動の低迷を受け、更新案件の延期やクラウドサービスへのシフトが相次いだ。

この1年で、売上額シェアで順位を上げたベンダー2社は?

 2020年の国内外付型エンタープライズストレージシステムでは、AFAの支出額が550億900万円で前年比0.4%減となり、2013年のアレイタイプ別調査開始以来、初の前年割れとなった。

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