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» 2021年03月26日 07時00分 公開

「Microsoft Teams」「Slack」「Google Chat」、チャットツールのトレンド解説

テレワークが浸透し、従業員同士が離れた環境で業務を進める中で、コミュニケーション手段の中心にあるのがチャットツールやWeb会議ツール。本稿では、チャット、Web会議におけるツールのトレンドを解説する。

[小山新吾,VTVジャパン]

 急速なテレワークシフトにより、業務におけるコミュニケーションが大きく変化しています。その中心にあるのが、チャットやオンライン会議をはじめとしたコミュニケーションツールです。連載3回目となる本稿では、コミュニケーション環境の変化を概観しながら、チャットツールやオンライン会議ツールそれぞれの特徴を整理します。

著者プロフィール:小山新吾(VTVジャパン 経営企画室 営業企画チーム)

2005年5月にVTVジャパンに入社。現在大阪オフィスで勤務。営業職を経て、2013年に営業企画チームに配属。メールマガジン「VTVジャパンメールニュース」の編集長として、オンライン会議やビデオ会議、Web会議、周辺機器など、ビジュアルコミュニケーションにまつわる最新情報やリアルな現状を毎月1回配信中。


コミュニケーション基盤のニューノーマルとは

 オフィスに出社することが前提だったコロナ禍以前とは異なり、現在はテレワークを中心とした働き方が広く浸透していますが、新たな働き方においてメンバーやチームと円滑な意思疎通を図るために、どのようなコミュニケーション基盤があるのでしょうか。大きく分けて、「メッセージコミュニケーション」、ミーティングなどで利用される「ビデオコミュニケーション」の2つに大別できます。

 2つのコミュニケーション手段は、どちらか一方だけを利用するというよりも、シーンによって使い分けながら、双方を混在させた形で利用するパターンが多いでしょう。例えば、ビデオコミュニケーションツールでオンライン会議を行いながら、チャットで資料を共有する、といったシーンもあります。

 もともと業務におけるメッセージコミュニケーションはメールが中心にあり、現在でもその位置付けは変わっていません。しかし、メールを主体とした情報のやりとりは、本人以外も含めたCCやBCCなどで関係者を巻き込んだメッセージになりがちで、重要なメッセージ以外のメールも大量に届きます。結果として、「大切な情報を見落としてしまった」という経験をお持ちの方もいることでしょう。

 日々、顔を突き合わせる環境であれば口頭でフォローすることも可能ですが、在宅勤務を中心としたテレワーク環境では、気軽に声を掛けるわけにもいきません。コロナ禍以前のように出社前提で整備されていたコミュニケーション基盤から脱却し、ニューノーマルの環境に適したコミュニケーション基盤の整備が急がれるところです。

 メール以外のコミュニケーション手段として利用が広まっているのが、コラボレーションツールの一つである「チャット」です。今では、手軽なコミュニケーション手段としてチャットを全社的に利用し、日常的な「報・連・相(報告・連絡・相談)」の手段としても浸透しています。相談したい相手に直接届きやすく、メールのような形式的な文章は不要で、気軽にメッセージを送れる点が主な利点です。

 これまで利用していたグループウェアやスケジューラーなども、部門内やプロジェクト担当同士での打ち合わせなどの調整時に利用されることから、チャットツールとともに重要なコラボレーションツールの一つとして位置付けられます。

 ここからは、チャットツールの代表的、「Microsoft Teams」「Slack」「Google Chat」の特徴や違いを整理しながら解説します。

チャットツールの代表格、Teams、Google Chat、Slackの特長を総整理

 ビジネスチャットツールは数多く存在しますが、社内のメンバーが参加しやすく、社外の人とも気軽にやりとりできるものが人気です。チャットツールの代表格と言えば「Microsoft 365」に含まれる「Microsoft Teams」や、Google Workspaceの「Google Chat」、そして「Slack」です。それぞれのツールで一長一短はありますが、導入、展開しやすいかどうかがポイントです。

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