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» 2021年01月05日 09時00分 公開

日本のDXは顧客そっちのけ? 世界と乖離した国内DXの歪み

IDCが調査したDXにおける適用業務を見ると、日本と世界企業とである項目に差が見られた。日本はDXにおいても“ガラパゴス化”するのだろうか。

[キーマンズネット]

 IDC Japanが発表した「デジタルトランスフォーメーション(DX)動向調査の国内と世界の比較結果」によると、国内企業のDXは「顧客エクスペリエンスに役立てる」「デジタルを活用したビジネスの拡大を目指す」といった姿勢においてグローバル企業とで差があることが分かった。

 IDCは、DXを実践する国内および世界の企業に対して、実施内容や課題、KPIなどをアンケート形式で問う「IDC DX Sentiment Survey」を実施し、国内と世界の結果を比較し、国内企業のDXの状況について分析した。なお、2020年は日本以外では実施されていないため、本レポートは変則的に、2019年における世界の調査結果と2019年、2020年における国内の調査結果の3つを比較した。

DXにおける日本と世界の企業の“温度差”とは

 DXの適用業務では、「IT/情報システム」「業務オペレーション」「戦略策定」「マーケティング」の項目に多くの回答が集まった。その一方で、「顧客エクスペリエンス(Customer Experience:CX)」については、国内企業の回答比率は世界と比較して低く、15ポイント以上の差が見られた。今後、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大により、企業と顧客とのエンゲージメントがよりバーチャルなものになることが予想され、国内企業はいかに顧客エクスペリエンスを高め、顧客当たりのライフタイムバリューを高めていくか、といったことが最重要視されるようになるとIDCは分析する。

日本と世界の企業/組織におけるDXの適用業務の比較(出典:IDC Japan)

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