ニュース
» 2020年12月02日 07時00分 公開

フルスクラッチの基幹システム、「承認業務のために出社」を無くしたDX事例

三井不動産ビルマネジメントは、コロナ禍以前からワークスタイル改革に積極的に取り組んでいた。しかし、申請、承認などのワークフローはいまだ紙ベースで、旧態依然とした業務実態だった。このアナログな環境から脱却するために、同社はどう動いたのか。

[キーマンズネット]

 三井不動産グループの不動産運営管理事業を担う三井不動産ビルマネジメント。1982年に設立されて以来、オフィスビルをはじめとする物件の運営、管理に関わるサービスを提供している。

 同社は、2017年から「働き方変革」を進めている。総務部に「IT推進グループ」を設置し、ITを活用した施策を主導し、場所や時間の制約にとらわれない柔軟な働き方の実現を目指している。

フルスクラッチの基幹システム、紙印刷を回覧する往年のスタイル

 当時、働き方変革を推進する上での大きな課題となっていたのが、紙を中心に回されていた申請、承認処理の回覧業務だった。

 同社の基幹システムは、フルスクラッチで開発したもので、申請、承認処理のワークフロー機能を備えていなかった。申請、承認業務は基本的に、出力した紙の書類を回覧していたという。この申請業務が、同社の目指す場所と時間にとらわれない働き方の実現を大きく阻害していた。

「回覧のために出社」を不要に

 この課題を解決するため、同社のIT推進グループは2019年に、基幹システムの追加開発ではなく本格的なワークフローシステムの導入に向けた検討を開始した。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

会員登録(無料)

ホワイトペーパーや技術資料、導入事例など、IT導入の課題解決に役立つ資料を簡単に入手できます。