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» 2020年11月18日 07時00分 公開

新型コロナ発生時、マイクロソフトはどう動いたのか?

日本マイクロソフトは、COVID-19への対応として3つのテーマ掲げ、徹底した対策を実行したという。エヴァンジェリストがコロナ発生当時の対応について語った。

[齋藤浩二,インサイト合同会社]

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行で人々は働き方をシフトせざるを得ない状況となったが、中には新しい働き方にうまく順応できず、生産性の低下に悩む企業もある。こうした状況にどう対応すればいいのか。日本マイクロソフトの西脇資哲氏(業務執行役員 エバンジェリスト)は、COVID-19が流行した直後の同社における対応と働き方の変化を説明しながら、ニューノーマル時代のワークスタイルの在り方について語った。

本稿は、中小企業の働き方改革推進担当者に向けた「UCHIDAビジネスITオンラインセミナー」(主催:内田洋行)における日本マイクロソフトの西脇資哲氏による講演「この状況下で日本マイクロソフトはどうやって働いているのか?」を基に、編集部で再構成した。


Microsoftが提唱、COVID-19に対する3つのテーマ

 日本マイクロソフトはこれまで、働き方改革を率先して実施してきた。また、西脇氏自身の社歴は10年を超え、そうした取り組みを幾つも体験してきた。西脇氏は「日本マイクロソフトがどんな取り組みをしているのか、そのノウハウを盗んでいただきたい」と話を切り出した。

 西脇氏はまず、新型コロナウイルス感染症が同社の働き方に与えた影響について、Microsoft本社の敷地内をドローンで空撮した映像を紹介しながら語った。ビジネスタイムでも敷地内に人がおらず、自動車や自転車、バイクなども一切走っていない様子を示しながら、テレワークに完全移行したと解説した。

 「COVID-19への対応として、Microsoftでは『喫緊の状況への対処』(RESPOND)、『復活のための計画立案』(REBOUND/RECOVER)、『ニューノーマルを形成する』(REIMAGINE)という3つの取り組みを進めています。例えば、COVID-19対策のためにクラウドのリソースを提供したり、米州政府と地方自治体向けにCOVID-19を追跡するためのBIツールを提供したりしています」(西脇氏)

RESPOND(喫緊の状況に対処) 複数の変動要素を備えた緊急課題に迅速に対応し、安全かつ迅速に業務を継続する。
REBOUND/RECOVER(復活のための計画立案) あらゆるシャットダウンや経済的な影響から立ち直り、経済を再開させ、複数の重要な影響を統合して事業規模を迅速に回復させる。
REIMAGINE(ニューノーマルの形成) リセットされた目標のためのシステム、構造、人々の優先順位を再考し、配置、ニューノーマルの中での復活を構築する。

 日本国内でも、同社は内閣府と協定を締結し、官民が連係して感染症対策を実施できる体制を整えた。また、一般企業向けにリモートでの教育プログラムのサポートや教育機関向けにオンライン卒業式やリモート授業の支援などを進めている。

マイクロソフトの企業ミッション(資料提供:内田洋行)

中途半端な対策は無意味、徹底した対策へのシフト

 次に、日本マイクロソフトは現在、6つのステージで働き方を管理していることを紹介した。これは、世界各国のオフィスに対して統一の基準を設け、その基準にあわせて、従業員がどのような働き方が可能かを決めるというものだ。

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