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» 2020年11月17日 06時00分 公開

ID管理はなぜ盛り上がる? 国内の情報ガバナンス/コンプライアンス市場最新予測

IDC Japanは国内の情報ガバナンス/コンプライアンス市場の最新予測を発表した。

[キーマンズネット]

 IDC Japanは2020年11月11日、国内情報ガバナンス/コンプライアンス市場の2020〜2024年までの予測を発表した。予測によると、情報ガバナンス/コンプライアンス市場は、2019〜2024年の年間平均成長率(CAGR:Compound Annual Growth Rate)が2.5%で、市場規模は2019年の440億円から2024年には498億円に拡大するという。

 情報ガバナンス/コンプライアンス市場は、重要なIT資産へのアクセス権の付与や権限の変更などを担う「ID管理」、情報漏えいを防止する「DLP(Data Loss Prevention)」に加え、エンドポイント暗号化、セキュアメッセージング(暗号化)、鍵管理、電子情報開示参考モデル(EDRM:Electronic Discovery Reference Model)の全範囲を網羅する「eディスカバリーアプリケーションソフトウェア」、セキュアなドキュメント共有やコラボレーションの機能などが含まれる。

国内情報ガバナンス/コンプライアンス市場予測(出典:IDC Japan)

 IDC Japanの予想はこの内、DLPと暗号化/鍵管理、eディスカバリーアプリケーションソフトウェア、ID管理の各市場を予測したものだ。国内暗号化/鍵管理市場の2019〜2024年のCAGRは3.1%で、市場規模(売上額ベース)は2019年の139億円から、2024年には162億円に拡大すると予測される。また、国内DLP市場は、2019〜2024年の市場規模(売上額ベース)は2019年の56億円から、2024年は58億円とほぼ横ばいで推移するとみている。国内eディスカバリーアプリケーションソフトウェア市場は、2019〜2024年のCAGRは5.5%で、市場規模(売上額ベース)は2019年の65億円から、2024年には85億円に拡大すると予測している。

米Oktaも参入、ID管理市場はなぜ拡大するのか

 国内ID管理市場は、2019〜2024年のCAGRは1.4%で、市場規模(売上額ベース)は2019年の181億円から、2024年には194億円に拡大すると予測します。ID管理市場は、日本版SOX(Sarbanes-Oxley Act)法に伴う内部統制対策やコンプライアンスの強化、PCI DSS(Payment Card Industry Data Security Standard)などの業界規制や法規制の順守のために導入され、継続して拡大してきた。企業向けID管理の独立系プロバイダーである米Oktaが2020年9月に日本法人Okta Japanを設立するなど、ID管理市場が継続して拡大する理由は、次のようだ。

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