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» 2020年08月20日 08時00分 公開

コミュニケーションツールの利用状況(2020年)/前編

パンデミックによるテレワークの急速な普及に伴い、ビジネスコミュニケーションの形も変化を見せる。ビジネスチャットやメッセージアプリはどこまで普及したのだろうか。読者が最も利用しているツールは何か。アンケート調査の結果からコミュニケーションツール活用の現状を見る。

[キーマンズネット]

 キーマンズネットは2020年7月27日〜8月7日にわたり「コミュニケーションツールの利用状況」に関する調査を実施した。全回答者数70人のうち情報システム部門が25.7%、製造・生産部門が44.3%、営業・販売・営業企画部門と総務・人事部門が同率で4.3%、経営企画部門が2.9%などと続く内訳であった。

 今回はコミュニケーションツールの「利用状況」や「利用ツール」「導入範囲」に「利用しない理由」など、企業における情報共有ツールの利用状況を把握するための質問を展開。なお、グラフ内で使用している合計値と合計欄の値が丸め誤差により一致しない場合があるので、事前にご了承いただきたい。

チャットツール、半数が導入も3割強が「導入の予定なし」

 かつてのビジネスコミュニケーションの手段として、長らく電話やメールが主流だった。しかし、働き方改革による業務効率性の重視、そしてテレワークの普及によるコミュニケーションの変化などが相まって、ビジネスチャットやメッセージアプリなどがビジネスの現場でも定着し始めた。そこで、本調査では、アンケート結果を基に、業務におけるコミュニケーションツールの利用状況を探るとともに、情報伝達や情報共有に関する現場の不満、課題を明らかにする。

 まず、電話やメール以外のコミュニケーション手段として、業務でビジネスチャットやメッセージアプリなどを導入しているかどうかを尋ねた。「導入している」と回答したのは54.3%で、「現在は導入しておらず、今後も導入する予定はない」は34.3%だった。「現在は導入していないが、今後導入予定」(11.4%)と回答したグループも加えると、65.7%が業務でのビジネスチャットツールの利用に前向きな姿勢であることが分かる(図1)。

図1 勤務先でのビジネスチャットやメッセージアプリなどの導入の有無

 また、ビジネスチャットやメッセージアプリを「導入している」とした回答者に対して、組織で統一したツールを利用しているか、それとも複数のツールを併用しているかどうかを尋ねたところ、68.4%と約7割が「全社統一のツールを利用」しており、31.6%が「複数のツールを併用」と回答した。併用しているツールの数を問う項目では、「2〜3つ」が83.3%と大多数で、次いで「4つ」が16.7%であった。

チャットツールランキング、1位と最下位は?

 次に、ビジネスチャットやメッセージアプリなどを「導入している」とした回答者に対して、導入範囲を尋ねたところ、84.8%と大多数の企業が「全社で導入している」と回答した。支社や支店、部門、プロジェクトなどの小規模単位で導入しているケースは1割にも満たなかった(図2)。ツールのメリットを最大限に生かすためにも、なるべく多くの関係者がツールで“つながっている”環境を選択する企業が多いのだろう。

図2 勤務先でのコミュニケーションツールの導入範囲

 次に、業務で「利用している」または「導入を予定している」ビジネスチャットやメッセージアプリについて、具体的なツール、サービス名を聞いた。

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