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» 2020年03月06日 10時00分 公開

テクノロジーで未来に備え、未来に挑む──「豆蔵DX day 2019」講演レポート【後編】

[相馬大輔,RPA BANK]

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DX(デジタルトランスフォーメーション)をテーマに、2019年10月25日に東京で開催された株式会社豆蔵のプライベートイベント「豆蔵DX day 2019」。本記事では前編に引き続き、当日行われたセッションの一部をピックアップ。経済活動を支えるインフラとして安定稼働を最優先する事業での取り組みを語った株式会社日本取引所グループ、さらに自社事業の根幹である「マッチング」にAIを採り入れたパーソルテクノロジースタッフ株式会社の講演概要をレポートする。

■記事内目次

  • 1.安定と変化の両立は「研究開発枠」で「よい失敗を重ねる」ことから──日本取引所のDX戦略
  • 2.「景色を変える」チャレンジを──本業にAIを導入したパーソルテクノロジースタッフの現在地

安定と変化の両立は「研究開発枠」で「よい失敗を重ねる」ことから──日本取引所のDX戦略

東京証券取引所などを傘下に置き、株式の現物で年間790兆円、デリバティブで3,200兆円の取引を扱う株式会社日本取引所グループからは、デジタル化推進担当であるIT企画部企画統括役の山藤敦史氏が登壇。常に「安定稼働」が最優先される自社におけるDXの現況を報告した。

マイクロ秒(1秒の100万分の1)単位の高頻度取引に対応するネットワークと、障害発生に備えて多重化されたデータセンターを運用する同社は、経済活動のインフラである証券市場の運営者として「とにかく・何があっても動かす」(山藤氏)ことを使命としている。DXで中心的な役割を果たすクラウドの活用に関しては「既存システムで用いるデータ送信方法を使えない」あるいは「通信経路が長いため遅延が生じやすく、取引のマッチング用途に向かない」といった技術的な問題から、ただちに大規模な移行を検討できる段階ではないとの判断だ。

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