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» 2020年02月21日 08時00分 公開

Windows 10の標準機能だけでセキュアなWebブラウザを作る方法

Windows 10が標準で持つ仮想化機能を活用すれば、特別なツールを使わなくてもセキュアなWebブラウジング環境を用意できる。Chromium版Edgeの便利な使い方とセキュアブラウザの実現方法を解説する。

[山本雅史,キーマンズネット]

 前回の記事ではChromium版EdgeのIEモードなどを見てきた。今回はその他に注目すべき機能も紹介していく。従来は他のツールを併用してきたような機能が標準で利用できるようになっており、仕事の効率アップが期待できる。

Chromium版Edgeの便利な機能「コレクション」

 Chromium版Edgeには個人で利用する場合の便利な機能として「コレクション」という機能が用意されている。コレクションは、Webサイトの写真やテキストやリンクを簡単にコピーして、保存したり、他のユーザーと共有したりできる機能だ。プライバシー機能(追跡防止)なども用意されている。2020年1月16日に提供が始まったChromium版EdgeのVer79.0.309.65にはコレクション機能は入っていない。Chromium版Edge Ver81.0.389.2のDevバージョンには搭載されているため、Chromium版Edgeの次のアップデートにはコレクション機能は搭載されてくるだろう。

hromium版EdgeのDev版(リリース版の次バージョン)では、コレクション機能がサポートされている
コレクションを使えば、画面上の写真やテキストを貼り付けていけば、情報をまとめて扱える

Win10の仮想化機能と組み合わせてセキュアなブラウジング環境を作るには?

 旧「Edge」には「Windows Defender Application Guard」(WDAG)という機能が用意されている(ちなみにMicrosoftでは、WDAGの機能を今後Office 365などにも拡張しようとしているようだ)。

 WDAGはWindows 10の仮想化機能を使ってまっさらな状態のWebブラウザを用意する仕組みだ。怪しいWebサイトなどにアクセスする場合などに使用する。アクセスを終了してWDAGベースのWebブラウザを終了すれば、再びブラウザが初期化される。この仕組みを使えば、例えばアクセス時にWebブラウザがウイルスに感染したとしても、Webブラウザを終了すれば初期化するため、ウイルス感染の影響を心配しなくてもよい。またWebブラウザを動作させる環境そのものを仮想化しているため、使用するWindows OS本体にウイルスなどが侵入するリスクを小さくできる。

 Chromium版EdgeでもこのWDAGの機能を利用できる。ただし、動作条件がある。

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