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» 2020年01月22日 08時00分 公開

SaaS導入は停滞期? 基幹系刷新が迫る影でSaaS移行を踏みとどまる企業が増加傾向に

キーマンズネット会員1329人を対象に「SaaS型業務アプリケーションの導入意向」を調査した。働き方改革を後押しに導入が進んでいると想定したが、想定外の阻害要因によって現場は「停滞期」にさしかかっているようだ。

[キーマンズネット]

 キーマンズネット編集部では2020年に注目すべきトピックスとして「セキュリティ」「クラウド活用」「情報共有」「DX人材」「AI導入」「RPA」「働き方改革」の7つのトピックスを抽出し、読者調査を実施した(実施期間:2019年11月22日〜12月20日、有効回答数1329件)。企業における2020年のIT投資意向と併せて調査結果を全8回でお届けする。

 第3回のテーマはクラウド(ここではSaaS型業務アプリケーション)について調査した。

調査サマリ

  • 業務におけるスプレッドシート「占拠率」は7割超、SaaS利用は7.1ポイント増にとどまる
  • SaaS利用意向に変化「検討した結果、移行しないことに決めた」が増加
  • 「2025年の崖」対策に追われ、個別のSaaS導入は停滞モードに

業務におけるスプレッドシート「占拠率」は7割超、SaaS利用は7.1ポイント増にとどまる

 アンケートではまず、回答者が業務でどのようなITツールを利用しているかを尋ねた(複数回答)。前回の調査と同様、Excelに代表されるスプレッドシートの利用率は76.6%と非常に高く、次いでWebアプリ型(56.2%)、クライアント/サーバ型のオンプレミスシステム(49.5%)、SaaS型(41.8%)の順となった。オフコンは7.4%だった。

 1年前に実施した調査と比較すると、スプレッドシートの利用率は15.9ポイント増加した。また、Webアプリ型の社内システムは3.1ポイントの増加、SaaS型は7.1ポイントの増加となった。

 一方、クライアント/サーバ型のオンプレミスシステムは1.9ポイント減少した。オフコンは0.9ポイント減少した。

個別のツール別ではCRMとクラウドストレージの導入意向が高い

 では個別のSaaSアプリについての導入意向も調査した。その結果、既に導入しているSaaSでは電子メール(70.5%)やグループウェア(62.4%)が筆頭に挙がった。以下、勤怠管理システム(44.0%)と続いた。

 今後導入予定のSaaSではCRM(19.0%)、クラウドストレージ(18.6%)が上位となった。

SaaS利用意向に変化は? 「検討した結果、移行しないことに決めた」が増加

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