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» 2019年11月28日 08時00分 公開

企業におけるPCの利用状況(2019年)

企業におけるPCの利用状況調査を実施したところ、ノートPCの利用者が増加。働き方改革が進み、生産性が向上したかと思いきや、思いかげない新たな課題が浮き彫りになった。Windows Virtual DesktopなどのクラウドVDIの利用意向調査も。

[キーマンズネット]

 キーマンズネットは2019年10月17日〜11月7日にわたり「PCの利用状況」に関するアンケートを実施した。全回答者数278人のうち、情報システム部門が37.8%、製造・生産部門が15.1%、営業・販売部門が6.8%、経営者・経営企画部門が5.4%といった内訳だった。

 アンケートでは「業務で使用しているPC環境」や「今後利用してみたいサービス」「現在業務で利用しているPCについての課題」など、企業で利用されるPCの利用状況を把握するための質問を展開した。働き方改革の進展とともにノートPCの利用率が高まる状況が明らかになった他、ノートPCにまつわる新たな課題も明らかになった。なお、グラフ内で使用する合計値と合計欄の値が丸め誤差により一致しない場合があるので、事前にご了承いただきたい。

大企業でノートPC利用率が8割超え “BYOD/CYOD”採用企業が増加傾向に

 前回の記事では全体の86.7%と大多数の企業で利用端末を「Windows 10」に切り替え済みであり、業務アプリケーションのWindows 10対応も着実に進んでいる現状などが明らかにした。本稿では企業で利用するPC環境の変化を見ていく。

 はじめに業務で使用しているPCの環境について尋ねたところ、1位「職場で支給されているノートPCを利用している」73.7%、2位「職場で支給されているデスクトップPCを利用している」50.0%の順で続いた。続いて3位「職場で支給されているタブレットPCを利用している(2in1を含む)」11.2%、4位「BYOD/CYODで自由な端末を利用している」5.4%、5位「職場に設置されている共有端末を利用している」4.7%などが挙がる結果となった(図1)。

 この結果を従業員規模別に見ると、100人以下の小規模企業においてはデスクトップPCとノートPCの利用率がほぼ同等である一方で、5001人以上の大規模企業においてはノートPCの利用率がデスクトップPCの約4倍と、企業規模が大きくなるにつれてノートPCの利用率が上昇する傾向にあった。また2018年に行った同様の調査と経年比較をしたところ、上位に変動はなかったものの「BYOD/CYODで自由な端末を利用している」が「職場に設置されている共有端末を利用している」を抜き5位から4位に浮上していた。

 「働き方改革」の号令の下で在宅勤務やフレックス制度などの柔軟な勤務体系を整備したり、デバイス管理ツールの普及などモバイルセキュリティ技術が向上したことなども相まって、業務端末もある程度自由度を持たせ従業員の生産性向上を後押しする企業も増えてきているのだと推察できる。

図1 図1 業務で使用するPC環境

話題の「Windows Virtual Desktop」、使ってみたい? 「Amazon Workspaces」に興味は? 

 Windows 10端末への切り替えとともにノートPC利用やBYOD/CYODを採用する企業が増える状況が明らかになった。端末を選ばす安全に業務を遂行する環境の1つにクラウドVDIやクライアント仮想化(Desktop as a Service:DaaS)も注目を集める。

 そこで今後利用してみたいあるいは検討中のサービスを全体に対して聞いた。

図2  図2 今後利用してみたい、あるいは検討中のサービスは?

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