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» 2019年11月12日 08時00分 公開

「サーバ」シェア(2019年第2四半期)

IDC Japanは、2019年第2四半期(4月〜6月)の国内サーバ市場の実績値(売上額ベース)を発表した。出荷台数は増加したものの、売上額で見るとマイナス成長であった。その要因とは。

[キーマンズネット]

 IDC Japanの調査によると、2019年第2四半期(4月〜6月)の国内サーバ市場全体の売上額は1090億円だった。前年同期と比較すると、出荷台数は12万台で2.5%増加したが、売上額は6.0%減少した。製品別では、x86サーバが前年同期比でわずかに減少、メインフレームとその他のサーバも前年同期比2桁のマイナス成長となった。

 x86サーバは、売上額が前年同期比0.9%減の929億円だった。出荷台数は、前年同期比2.8%増の11万9300台だった。なお、x86サーバのうち「Standard Server」(標準的なマザーボードや筐体をベースとしたサーバ)は、売上額が前年同期比5.3%増の809億円、出荷台数は同10.2%増の10万3800台だった。「Custom Server」(クラウドサービスベンダーが、ODM Directなどから調達するサーバ)は、売上額が前年同期比29.0%減の120億円、出荷台数は、同29.0%減の1万5500台だった。

 Standard Serverは、流通、文教、金融、ヘルスケア、製造向けの大口案件があり、売上額、出荷台数ともにプラス成長となった。一方、Custom Serverは、ODM Directを中心にクラウドサービスベンダー向けの出荷が減少し、売上額、出荷台数ともにマイナス成長となった。Custom Serverの売上額のマイナス成長が、x86サーバ全体の売上額をマイナス成長に導いた要因となった。

 メインフレームは、売上額が前年同期比19.4%減の106億円だった。金融、製造、流通向けの大型案件などがあったが、メインフレーム市場をけん引するほどの規模には至らず、2桁のマイナス成長となった。その他のサーバは、売上額が前年同期比39.7%減の55億円だった。金融、官公庁、製造向けの大型案件があったが、前年同期の金融や製造向けの大型案件の反動で2桁のマイナス成長となった。

 ベンダー別市場占有率(売上額ベース)は、1位が21.2%、2位が18.2%、3位が13.9%、4位が9.3%、5位が7.8%だった。5位のベンダーは、前四半期より順位を一つ上げ、5位となった。

2019年第2四半期国内サーバ市場ベンダー別シェア(出典:IDC Japan)

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