企業の間で「リファラル採用」への関心が高まっている。リファラル採用とは、従業員からの紹介や推薦による採用方法のこと。2014年からフリマアプリを提供するメルカリなどの成長企業が活用しはじめ、現在は規模や業種を問わず取り入れる企業が増えた。
具体的にどれほどの企業がリファラル採用に関心を示し、活用しているのだろうか。MyReferは2019年10月18日に、20〜50代の人事担当者男女417人を対象に実施した「人事の本音調査(調査期間:2019年9月20日〜9月30日)の結果を発表し、企業における採用活動の課題やリファラル採用の実施状況、成果が出ている企業とそうでない企業の違いについて報告した。
まず、人事の仕事に関して感じていることを聞いた項目では、全体の48%(複数回答)の企業が「これまでの採用手法では応募数が集まらない」と回答した。次いで、「採用だけでなく、会社の本質的な課題まで考えないといけなくなった」(43%)、「離職率を下げることが以前より困難になった」(32%)、「会社からの採用ノルマを達成するのが困難になった」(22%)という回答が続いた(図1)。有効求人倍率の上昇が続き、求人採用が難しいといわれている現状が数字でも明らかになった。
求人難の中、注目を集めているのがリファラル採用だ。
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