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» 2019年10月03日 08時00分 公開

日本は現金主義とはもう言えない? 増税で一変しそうなキャッシュレス事情

中国や韓国に比べてキャッシュレス後進国だといわれる日本だが、その状況が変わりつつあることが、スマートサウンド・ラボの調査レポートから分かった。さらに、増税を受けてキャッシュレス決済の利用が加速するという。その要因は? 台頭する決済サービスは?

[キーマンズネット]

 スマート・ソリューション・テクノロジーが運営する「Smart Sound Lab」(スマートサウンド・ラボ)は2019年9月27日、「10%増税でのキャッシュレス決済促進に関するアンケート調査」の結果を発表した。アンケート調査は、全国の10歳代から60歳代の男女206人を対象に、2019年9月2日〜3日にかけて行ったもの。

 同社は調査結果を受けて、消費増税とともにキャッシュレス決済への移行が加速すると見ているが、何が具体的な要因になるのか。どの決済サービスが台頭するのか。近年、利用率を急激に増やしているスマホ決済の人気は? 調査結果から見えてきたことを明らかにする。

■記事内目次

  • キャッシュレス決済の現在地
  • 利用したい決済サービスは?
  • キャッシュレスポイント還元制度、国民の反応は?

現金は既にマイノリティーか、キャッシュレス決済の現在地

 キャッシュレス決済の利用状況に関する質問項目では、キャッシュレス決済を「利用している」と回答した割合は全体の91.7%に上った。利用しているキャッシュレス決済サービスの内訳は、「クレジットカード」が最も多く85.4%、次いで「プリペイドカード」が55.8%、「スマホ決済」が35%だ。

 関連して、現在の主な支払い手段を調べると、「割とキャッシュレスで支払っている」と答えた回答者は全体の75.2%、「ほぼ現金で支払っている」と答えた回答者は24.7%となり、キャッシュレス派が現金派の3倍だと分かる。

 現金での決済に比べてキャッシュレス決済の利用率が高いと分かったが、今後はさらにこの傾向が強まるという。例えば、2019年10月に始まるキャッシュレスポイント還元制度を契機に、キャッシュレス決済の利用意向があるかどうかを問う質問に対しては、「全てキャッシュレス決済にする」と回答した人の割合が19.4%、「キャッシュレス決済を増やす」と回答した割合が57.7%だった。

 スマートサウンド・ラボは、日本人は現金主義というのはひと昔前のことだと考察し「すでにキャッシュレスが主流になりつつあり、消費増税時のポイント還元によってさらにキャッシュレス化が加速しそうだ」と分析する。

増税を期に、利用したい決済サービスは?

 では、増税を期にどの決済サービスが台頭するだろうか。

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