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» 2019年08月23日 08時00分 公開

LINE WORKSとBoxの合わせ技、創業100年の老舗が業務効率化の秘密を明かす (1/2)

ITを活用した社内の働き方改革に取り組む井村屋。LINE WORKSとBoxの合わせ技によって、業務を効率化する方法を紹介した。同社の「アイちゃん」活躍。

[土肥正弘,ドキュメント工房]
2019年7月23日の「Box World Tour Tokyo 2019」に登壇した井村屋グループ システム部 山崎光一氏

 「あずきバー」や「肉まん・あんまん」で知られる食品メーカーの井村屋は、創業から100有余年を数える老舗企業。従業員約1250人を抱え、日本と中国、米国の拠点を中心に、グローバルで食品事業を展開している。社内の働き方改革にも力を入れ、「LINE WORKS」や「Box」などを積極的に導入して業務の効率化を図る。最近では、LINE WORKSで動くチャットbot「アイちゃん」の活用を始めた。Boxを連携させることで、回答精度を向上させているというが、その仕組みとは? システム部のキーマンが、同社の取り組みを語った。

ビジネス向けLINEの実力は?

 井村屋グループのシステム部に所属する山崎光一氏は、LINE WORKSとBoxの導入と連携開発、社内利用促進の役割を担う。

 「当社の営業部門や開発部門は、頻繁に本社や工場間を行き来します。従来は、コミュニケーション手段として、ガラケーと電子メールしか利用しておらず、PCメールを見るために外出先から会社に戻るといったケースもあり、非効率でした。業務効率化のために社用のスマートフォンを導入しましたが、従業員が個人向けのLINEを利用して、社内の重要情報をやりとりするようなケースも見られ、シャドーITが横行するリスクを感じていました」(山崎氏)

 そこで、セキュリティと利便性の両方を満たすツールとして、「ビジネス向けLINE」であるLINE WORKSの導入を決めた。

 LINE WORKSは、容易に画像や動画をやりとりでき、多くの従業員がプライベートでコンシューマー向けサービスを使っていることからUIもなじみが深い。

 「導入の決め手は単純にLINEだから。UIもシンプルで浸透率も高いので、導入教育が不要でした。スマートフォンの導入時には各支店に出向いて使い方を説明する必要がありましたが、LINE WORKSは『会社で使えるLINEです』と言うだけで理解してもらえる。LINE WORKSを導入したことで、個人向けLINEを利用することもなくなり、シャドーITを撲滅できました」(山崎氏)

LINE WORKS、シンプルなあの機能がお気に入り

 同社は、LINE WORKSを生産部門と開発部門でのナレッジ共有基盤としても活用している。支店間で情報をスムーズに共有できるようになった他、生産ラインのテスト現場では、LINE WORKSで画像や動画をやり取して直感的に現場状況などを把握できる。海外でも通話機能を利用できたり、海外に出張するメンバーの働きぶりを見て国内から販促施策などを提案できたりといったメリットもあった。

 山崎氏は、個人的に重宝しているとして伝言メモ機能にも言及する。「席を外しているときの自分宛の伝言がLINE WORKSに通知されるので便利です。シンプルな機能ですが、助かります」と山崎氏。情報をやりとりするだけでなく、BCP(事業継続計画)や安否確認・緊急連絡基盤をLINE WORKSで構築できたことも効果の1つだという。

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