特集
» 2019年06月20日 08時00分 公開

手作業大国ニッポンはストレス大国ニッポン? 「業務自動化に関する国際調査」で分かったこと

「業務自動化に関する国際調査」の結果、日本は「手作業大国」と判明。しかも手作業のストレスも最大級に感じているそうだ。

[キーマンズネット]

 ServiceNow Japanが「業務自動化に関する国際調査」の結果を発表した。同調査は、業務の自動化に対する従業員の考え方や経験、業務の自動化レベルを明らかにすることが目的。それによると、日本はデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進が他国よりも遅れており、手作業に頼る業務が多く、そのストレスは世界平均よりも高いスコアになった。

「極めて手作業に頼っている」で最高スコアをたたき出す”手作業の国”

 調査では、まず職場での業務の自動化レベルを調べた。すると、日本では手作業に頼っている職場が多く、業務の自動化のレベルが低いことが分かった。

 自身の業務について「手作業に頼っている」または「極めて手作業に頼っている」と回答した割合は、日本が39%で、12の国と地域の中で最も高かった。世界平均は29%だった。これに対して、業務が「自動化されている」または「極めて自動化されている」と回答した割合は、日本が20%。これは、香港(14%)、カナダ(19%)に次いで3番目に低い。世界平均は26%だった。

 次からは世界平均と比較した際の「過去3年間で業務が自動化された」とする割合や手作業業務のストレス度合い、自動化への意欲などを見ていく。

 ServiceNow Japanでは、多くの日本国内の企業や組織が働き方改革に取り組んでいるが、世界的に見ると自動化を通した業務効率化や生産性向上に十分に努めているとはいえないと指摘している。さらに次のように、他国に比べて日本の従業員は、自身のデジタルスキルに自信を持っていないことも分かったという。

「過去3年間で業務が自動化された」は世界平均より15ポイントも低い

 過去3年間に自身の業務が自動化されたと回答した割合は、日本が42%で最も低い。世界平均は57%だった。また、業務に必要なデジタルスキルを備えていないと回答した割合は、世界平均の6%に対して日本は20%。キャリアアップに必要なデジタルスキルを備えていないと回答した割合は、世界平均の11%に対して日本は29%。こうした自身のデジタルスキルに自信を持たないと回答した割合は、12の国と地域の中で日本が最も高かった。

 次に、業務の自動化と従業員の満足度との関係について調べた。業務の自動化は、従業員の幸福度や生産性、創造性の向上やストレスの軽減につながると、従業員が考えていることが分かった。

 具体的には、職場の自動化によって仕事への満足度が向上すると回答した割合は、日本では58%(世界平均も58%)。職場の自動化によって生産性が向上すると回答した割合は、日本では74%(世界平均は69%)だった。

手作業のストレスは世界平均よりも高いが、変化への恐れも強い

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

会員登録(無料)

ホワイトペーパーや技術資料、導入事例など、IT導入の課題解決に役立つ資料を簡単に入手できます。