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「外付け型ストレージ」シェア(2018年第4四半期および2018年)シェア情報アーカイブ

外付け型エンタープライズストレージシステムの国内支出額は、前年同期比3.8%増の445億1400万円だった。2017年に引き続き2018年もHDDからフラッシュへの移行が進んでいるが、どう推移したか。

» 2019年04月16日 08時00分 公開
[キーマンズネット]

 IDC Japanの調査によると、2018年第4四半期の国内外付け型エンタープライズストレージシステム(支出額ベース)は445億1400万円(前年同期比+3.8%)、2018年通年は1807億4200万円(前年比+4.3%)となった。

 2018年第4四半期の支出額をセグメント別で見ると、メインフレーム向けが30億円(前年同期比-23.7%)、オープンシステム向けが15億1400万円(同+6.6%)であった。メインフレーム向けは9四半期連続でのマイナス成長となり、一方オープンシステム向けはミッドレンジが2桁のプラス成長となり、ローエンドも8四半期ぶりにプラス成長に転じた。

 2018年通年では、メインフレーム向けが160億2100万円(前年比-25.6%)、オープンシステム向けが1647億2100万円(同+8.5%)であった。メインフレーム向けは、2017年ほどの大型案件に恵まれず、マイナス成長となった。オープンシステム向けは、ローエンドは5年連続のマイナス成長であったが、クラウドサービスプロバイダー向け需要がけん引してミッドレンジは2桁のプラス成長となった。

図1 外付け型エンタープライズストレージシステム市場支出額推移、2012年〜2018年(出典:IDC Japan) 図1 外付け型エンタープライズストレージシステム市場支出額推移、2012年〜2018年(出典:IDC Japan)

 2017年に引き続き、HDDからフラッシュへと搭載メディアの移行が進んでいる。2018年の国内外付け型エンタープライズストレージシステム(支出額ベース)は、オールフラッシュアレイ(AFA)が415億9600万円(前年比+31.5%)となり、同市場におけるAFAが占める割合は23.0%となった。

 エンタープライズストレージシステム(売上額ベース)のベンダー別市場占有率を見ると、1位と2位が同率首位で17.3%、3位が13.9%、4位が11.1%、5位が7.7%だった。

図2 2018年外付け型エンタープライズストレージ売上額(出典:IDC Japan) 図2 2018年外付け型エンタープライズストレージ売上額(出典:IDC Japan)

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