特集
» 2019年03月04日 10時00分 公開

AI-OCRとは? OCRとの違い、選定ポイントと導入の注意点(2/4 ページ)

[吉村哲樹,オフィスティーワイ]

OCRの精度を決定付ける2つの要素

 OCRの機能を評価する際に、最も重要視されるのが「文字の読み取り精度」だ。ここでいう「精度」とはまず、活字や手書き文字をどれだけ正確に認識できるかを指す。文字認識の技術は既に長い歴史を持ち、少なくとも活字で記された文字の読み取りに関しては実用レベルに達している。紙の汚れが少なく、きれいにスキャンされた画像であれば、9割以上の精度で文字を正しく読み取れるのだ。後述するが、手書き文字に関しても、機械学習やディープラーニング技術の応用が進んだことで、急速に認識精度が向上しつつある。

 ただし、実用を考慮した場合のOCRの精度は、文字認識率だけでは決まらない。もう1つの要素である「場所特定率」も、最終的な読み取り精度を大きく左右する。場所特定率とは、その書類や帳票の中の「どの部分を読み取ればいいのか」を正しく特定できる確率を表す。

OCRにおける精度の考え方(出典:ビッグツリーテクノロジー&コンサルティング)

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

会員登録(無料)

ホワイトペーパーや技術資料、導入事例など、IT導入の課題解決に役立つ資料を簡単に入手できます。