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» 2019年02月28日 10時00分 公開

こうして職場が病んでいく:部下をつぶす、その言動

部下とはきちんと対話できている――そう思っているのは上司だけかもしれません。コミュニケーションのない職場は、ときに部下の病気を引き起こすこともあります。まずはチェックリストで診断してみましょう。

[村田佳子,パナソニック ソリューションテクノロジー]

著者紹介:村田佳子

村田佳子

2006年から、コーチング研修やインストラクター育成を担当。「部下を元気にする」ための研修を新任管理者向けに多数実施。豊富な教育設計の経験を生かし、さまざまなeラーニング教材を開発、受講者から「学んでよかった」と思われる設計ノウハウを指導している。見るのもやるのもゴルフが趣味。競技大会で予選突破することが現在の目標。


 あなたの考え、行動は以下の内容に当てはまりますか?

チェックリスト チェックリスト

 もし上記に該当する項目が多い場合、あなたは部下と良好なコミュニケーションが取れていないかもしれません。「できている」と思っているのはあなただけで、部下はそう感じていない場合もあります。

 前回は、残業削減に向けた取り組みを通して「健康いきいき職場」を作るという話をしました。健康いきいき職場とは“社員が活力にみなぎっている”、“心身共に健康である”ことを指します(※1)。今回は、そうした職場を作り上げるために、管理者が大切にすべき「部下とのコミュニケーション」について考えたいと思います。

 職場のコミュニケーションというテーマについては、「いまさら」と感じられるかもしれません。しかし、何かトラブルが起きたときに、要因を分析すると「コミュニケーション不足」が関係していたということは珍しくありません。特に、最近はメールやチャット、LINEなど多くの便利なツールが登場し、多くの場面で「会話」がなくても業務が成り立ちますが、弊害は思わぬところに現れます。これを機に、職場のコミュニケーションについて見つめなおしてみましょう。

※1 厚生労働科学研究費補助金 健康安全確保総合研究 労働安全衛生総合研究、『平成23年度総括・分担報告書』「労働者のメンタルヘルス不調の第一次予防の浸透手法に関する調査研究」、川上憲人、平成23年、URL:https://mental.m.u-tokyo.ac.jp/jstress/NBJSQ/労働安全衛生総合研究一次予防班H23総括分担研究報告書.pdf(厚生労働科学研究成果データベース閲覧システム)

上司と部下のギャップ すれ違いの原因は?

 コミュニケーションについて現場の声を聞くと、上司と部下では異なる返事が返ってきます。上司は「私は部下と良くコミュニケーションを取っています」と話します。その一方、部下は「上司とのコミュニケーションが取れていない」というのです。このギャップは何でしょうか。

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