連載
» 2019年02月04日 10時00分 公開

RPA×AI連携を数クリックで――Connected-RPAが実現する世界エバンジェリストが教える、RPA成功の絶対条件(2/3 ページ)

[志村裕司,Blue Prism]

AI連携の実装に必要なこと

 Blue Prismは「Connected-RPA」というビジョンを掲げています。その実現手段の1つとして、Digital Exchangeというマーケットプレイスを提供しており、そこにMicrosoft Cognitive、Google Cloud、IBM Watson、ABBYY、Celonisといったパートナーソリューションと連携するためのさまざまなスキル(コネクタ)を公開しています。

 各スキルに対しては、Amazonのように評価やコメントを行えるので、ユーザー同士で情報を共有したり、スキルの開発者に直接フィードバックしたりできます。近い将来、Digital Exchangeにはeコマース機能が追加される予定のため、より多くの人がアセットを公開でき、有償で売買できるようになります。

図2 Blue Prism Digital Exchangeサイト 図2 Blue Prism Digital Exchangeサイト

 ユーザーはここから使いたいスキルを選んでダウンロードし、自社のBlue Prism環境にインポートします。ユーザーガイドも付属しているため、それを見ながらAPIキーの設定などいくつか必要な手順を行えば、コーディングなしですぐに利用可能となります。アプリストアのように気軽にすぐダウンロードできることがポイントです。

図3 Blue Prism開発画面にてスキルを利用するイメージ 図3 Blue Prism開発画面にてスキルを利用するイメージ

 RPAはルール化された処理を行うので、人の「手足」の役割を担うイメージです。それだけでも十分に効果を期待できますが、AIはさらに画像や文字を認識する「目」の役割や、判断や分類を行う「頭脳」の役割まで担うため、RPAとAIを組み合わせれば業務の自動化範囲を一気に広げることができるのです。

 AIを「頭脳」としてRPAと連携させた例を紹介します。RPAが顧客との対話内容をテキストとして収集し、Microsoft Cognitiveといった感情分析の学習済みAI機能を利用して怒っている顧客を見つけ、その対応優先順を上げるといったコンタクトセンターの例は先進的なユースケースとして挙げられます。

 これまでの連載で説明してきたように、Blue Prismは拡張性、耐障害性、セキュリティ、コンプライアンスといった特長を持ち、さらにAI連携を容易に実装できる仕組みまで提供しています。まだまだRPAとAIを組み合わせた事例は少ないですが、ファイザーのような事例は今後間違いなく増えていきます。エンタープライズRPAを実現するプラットフォームには、RPA製品自体の機能はもちろんのこと、AI連携の容易性も同じように重要であることをぜひ覚えておいてください。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

会員登録(無料)

ホワイトペーパーや技術資料、導入事例など、IT導入の課題解決に役立つ資料を簡単に入手できます。