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» 2018年12月28日 10時00分 公開

時間外労働削減、3企業の事例で理解する「仕組み化」のアプローチ(2/3 ページ)

[土肥正弘,ドキュメント工房]

症例2:ダラダラ残業がまん延する

 2つ目の症例は、いわゆる「ダラダラ残業」がまん延するソフトウェア開発業者のケースだ。従業員規模は150人程度の組織だ。残業申請は事後に行う状況が常態化、業務終了後速やかに打刻されているかが分からない状況だったという。

事後申請の仕組みで無駄な残業が増加

 このケースでは、もともと入口に設置したタイムレコーダーを利用して打刻していたが、残業については紙の勤怠届け出書で事後申請する方式を採っていた。締め日に紙のタイムカードと勤怠届け出書を回収して手作業で出勤時間や残業時間を計算する状況だったという。

 この企業では、残業時間は増えたものの納期遅延が発生、改善しない状況だったという。勤務実態としては残業が事後申請なので好きなだけ残業してよい環境であり、いくら残業しても仕事が終わらない従業員や意味もなく会社に残る従業員もいる状況だった。

処方箋

 このケースは残業の事後申請が問題の原因の1つと考えられる。そこで、まずは次のようなルールを整備し、就業規則を改訂した。

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