コラム
» 2018年12月20日 08時00分 公開

その言動が社員をダメにする:50代ベテラン社員が病むとき

今回はメンタルヘルス不調者を出さないために職場で何ができるか、「職場のよくあるシーン」を使って考えます。経験豊富なベテラン社員のAさんは、なぜ遅刻が増え、休みがちになってしまったのでしょうか。

[村田佳子,パナソニック ソリューションテクノロジー]

本コラムは2016年10月4日に掲載した「50代ベテラン社員が病む時 〜その言動が社員をダメにする〜」を再編集したものです。

 Aさんは、1カ月前に別の職場から異動してきた50代の技術者。既に多くの経験を持ち、前の職場でも責任者として活躍していました。組織改編に伴い異動したのですが、管理者であるあなたはAさんについて次のように考えています。

  • 経験豊富、現場にもすぐに慣れるはず
  • 事細かな説明は不要、今までの経験から臨機応変に対応してくれるはず
  • 必要があれば相談に来てくれるはず
  • 周りのメンバーもフォローしてくれるはず

 ところが、この「はず、はず」の思い込みは通用しませんでした。

 Aさんは、新たな職場の勝手が分からずに戸惑い、同僚に相談するも「私には分かりません」と断られてしまいます。同僚も決して意地悪をしているのではなく「担当が違うから分からない」との返事。みんな忙しそうに仕事をしているため、声をかけづらい雰囲気であるとAさんは感じていました。

 また上司から期待されているため、周りに迷惑を掛けてはいけない、自分で解決しなければならないと思っていたのです。上司であるあなたは出張や打ち合わせで席にいることは少なかったのですが、「Aさんは大丈夫、何とかやってくれているはず」と思い込んでいました。

 このような状態で時がたち、不幸にもAさんは仕事でのミスが続き、遅刻が増え、休みがちになり、メンタルヘルス不調に陥ってしまったのです。このケースにおいて、対策として管理者は何をすべきであったか考えてみましょう。

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