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» 2018年08月27日 10時00分 公開

Windows Server 2008/2008 R2を使い続ける「裏技」、今からチェックすべき6項目 (3/3)

[原田美穂,キーマンズネット]
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インプレースアップグレードができない2008→2016、HWを使うかどうか

 もう1つ、注意すべき点は、Windows Serer 2008/2008 R2をWindows Server 2016に移行する場合は、メジャーバージョンにして2世代分のアップグレードになることだ。

 Windows Server 2012からWindows Server 2016であれば、同じサーバ筐体を利用してアップグレードを行う「インプレースアップグレード」を利用できるのだが、2世代をまたぐ場合には対応していない。このため、アップグレードを行うには、一度Windows Server 2012を導入してから2016を導入するか、別のサーバを用意してWindows Server 2016を導入し、アプリケーションなどのデータを移行する手法を採る必要がある。

 既存ハードウェアを使い続ける場合には2段階のインプレースアップグレードが必要になるし、そうでない場合は新たにサーバ環境を調達する必要がある。さらに要件によってはアプリケーションの開発やテスト環境も一時的に必要になるため、最も無駄の少ない調達方法を検討したいところだ。場合によっては期間限定でクラウドサービスやベアメタルクラウドを利用する判断が必要になるだろう。

一緒に検討すべきワークロードは?

 サーバ移行と併せて、運用の自動化や効率化を検討するならば、組み合わせて検討したいのが関連するワークロードの効率化だ。システム全体のクラウドへの移行や、DRサイトの一部をクラウド環境に置き換えるといった、運用全体の効率化を視野に入れた場合、最も影響があるのがバックアップやDRサイト運用だろう。いざ既存の運用から切り替えるとなると、運用プロセス全体の再設計となる。

 昨今のバックアップツールの多くは、DRサイトの1つとしてパブリッククラウドのストレージサービスを利用できるようになっている。その際、課金のベースが転送データ量であったりバックアップ対象のインスタンス数であったりと、製品によって課金方法が異なっている点には注意が必要だ。データ量を基準とする場合は、どのタイミングで取得するかによっても運用後の費用負担は大きく変わる可能性がある。

 ツールごとに重複排除やデータ圧縮といった機能を併せ持ち、データ量を削減したり転送データ量を少なくする機能を持つものが多い。この時、こまかな実装は各社異なるため、対象データの種類によっては有効でない場合もある点に注意が必要だ。特に重複排除ではデータチャンクのサイズと対象データの特性の「相性」次第で効果が変わりかねないので、事前の調査は慎重に行いたい。

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