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営業教育にUターン、Web会議サービスが企業を成長させる鍵だった事例で学ぶ!業務改善のヒント(5/5 ページ)

» 2018年04月11日 10時00分 公開
[小池晃臣タマク]
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セミナーに採用面接、会議の枠を超えたWeb会議サービスの活用用途

 以上で紹介した例以外にも、あしたのチームが実施するV-CUBEを用いたリモートでのコミュニケーションやコラボレーションは、主に以下のようなものがある。

ベテラン営業スタッフの遠隔同席

 例えば、新卒や中途入社したばかりの社員が営業に赴く際に、直属の上長や営業推進部の部長がWeb会議サービス越しに同席する。これによって、効果的な教育が可能だという。一般的に、上司と新人が一緒に顧客を訪問した場合、顧客と話す割合は上司の方が多くなりがちだ。その結果、新人は実践経験を積むことができないまま、いきなり独り立ちせざるを得ない。

 一方、Web会議を通じて上司が遠隔同席すれば、基本的には現場にいる従業員が顧客と話をし、答えられない質問については上司がサポートすることが可能になる。これにより、新人スタッフは現場での実戦経験を積みながら、顧客への対応を学べるのだ。

セミナーや交流会中継

 あしたのチームでは、毎月100回を超えるセミナーを開催しており、東京で行われている講演内容を全国に中継するためにV-CUBEを利用している。毎月開催している交流会でも同様だ。特別講演を実施する東京会場の模様を中継し、中継先も含めて全国の会場から質疑応答を受ける。

採用面接

 全国各地での採用面接にもV-CUBEを活用している。候補者は、東京本社にいる人事担当者や代表とWeb会議サービスを通じて面接を行う。

 あしたのチームにおけるV-CUBEの活用用途は広く、他にも朝会での情報共有などに使われているという。急速に拠点が増え、さまざまなルールが日々変わり続けている同社では、V-CUBEを通じたコミュニケーションの場を大切にしているようだ。

 また、サテライトオフィスで働くスタッフの声からも分かるように、従業員が理想の環境やワークライフバランスで働くことを可能にしているという点でも、V-CUBEの果たす役割は大きい。Web会議サービスが社員のQOL向上に寄与している例として、今後も同社の試みから目が離せない。

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