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» 2018年02月26日 10時00分 公開

ガスト全店のマニュアル電子化、5万人の退職者を減らせるか?事例で学ぶ!業務改善のヒント(3/3 ページ)

[白谷輝英,伝]
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効果検証はこれから――ガスト以外のブランドにも順次展開予定

 ガスト全店での導入後、同社では従業員にアンケート調査を行い、その効果を計測した。まずTeachme Bizによるマニュアルは「覚えやすいか?」と聞いた質問では、88%が覚えやすいと回答。また、「個人端末で閲覧できることは役に立ったか?」という質問に対しては、98%が役に立ったと回答し、理由としては「自分の好きなタイミングで閲覧できるから」「店舗にいなくても閲覧できるから」といった回答が大多数を占めたという。

 これについて金谷氏は「移動時などでのメニュー、オペレーション習得などは業務外の時間となってしまうため、強制はもちろんしておらず、従業員それぞれの裁量に任せている」という。しかし、これまで閲覧が限られていたせいでメニュー改定時に覚えられていないといった心理的不安などは軽減できているようだ。退職率への影響はまだ計測できていないが、これにより就業の定着化ややサービス品質の向上につながることを期待しているという。

 同社では、今後この取り組みを2018年3月から4月にかけ、「ステーキガスト」や「バーミヤン」「ジョナサン」といった主要ブランドに展開していく。また、これとは別に、e-ラーニングの導入や、クルーからマネジャーとして入社できる研修プログラムを実施するなどして教育、研修環境を充実する取り組みを続け、従業員のスキルアップや満足度を向上し、より質の高いサービスを提供できるよう取り組みを続けていく予定だ。

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