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» 2017年09月13日 10時00分 公開

「人口7,000万人の日本」が見出すAIとの協働モデル   元Google本社副社長・村上憲郎氏に聞く 【後編】

[相馬大輔,RPA BANK]

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イノベーションの成果を続々と世に送り出し、「第3次AIブーム」を牽引するGoogle。その経営を長く務めた村上憲郎氏へのインタビューは、テクノロジー、産業政策、さらには文明史にまで話題が及んだ。前編では「資本主義の終焉」「Industry4.0の実態」「第3次AIブームの到達点」といったマクロな視点から、現在の社会の実相と未来像をご紹介したが、後編では「AIが今後、人間のような意識を持てるか」「AIの進化に伴って人間の働き方はどう変わるか」など、技術の進化が私たちの生き方、働き方に直接もたらす影響を中心に村上氏の見解をご紹介していく。

プロフィール

村上 憲郎(むらかみ のりお)

1947年大分県佐伯市生まれ。京都大学工学部を卒業後、日立電子、デジタルイクイップメント(DEC)などを経て、2003年4月にGoogle米国本社 副社長兼Google Japan 代表取締役社長に就任。およそ6年にわたって日本におけるGoogle全業務の責任者を務めた。現在、村上憲郎事務所代表。東京工業大学学長アドバイザリーボード構成員なども務める。


プロフィール

上松 恵理子(うえまつ えりこ):聞き手

武蔵野学院大学国際コミュニケーション学部准教授。博士(教育学)。現在、東洋大学非常勤講師、「教育における情報通信(ICT)の利活用促進をめざす議員連盟」有識者アドバイザー、総務省プログラミング教育推進事業会議委員、早稲田大学招聘研究員、国際大学GLOCOM客員研究員なども務める。著書に『小学校にプログラミングがやってきた!超入門編』(三省堂)等。


AIが意識を持つ日は来るのか

−進化が著しいAIですが、現在のところは意識を持つ兆候もないと伺いました(前編参照)。それでもやはり、意識を持たせようとする研究は進められているのですか。

ええ。AIに意識を持たせようとする研究には現在、2つのアプローチがあります。1つは慶應義塾大学の前野隆司教授(注1)が唱えている受動意識(passive consciousness)仮説に基づくものです。

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